1日目 8月11日(土)

いつもの関空民間駐車場(オリンピック駐車場)に車を預けカウンターへ。UAゴールドカードのお陰でエコノミークラスなのにエグゼクティブのカウンターで並ばずにチェックイン出来ました。預け荷物は2個。一つが25キロ以上あり、本来なら超過料金を取られるところ今回は良いですと言って貰いました。大きいスーツケースは良くないです。機内持ち込みの液体は今年から100ml以内のものでジッパー袋(1人一袋)に入れ、検査の時はトレイに入れてなくてはいけなくなったので面倒でした。

UA886便で、定刻に出発。機内での映画は「ブレイズオブグローリー」(変な男子ペアのフィギアスケートの話)、「スパイダーマン3」などです。機内食の夕食はチキンかビーフで、チキンはご飯の上に照り焼きチキンとナムルの具が載っていて美味しかったです。朝食はハムとチーズと卵のホットサンドイッチとフルーツで、これも美味しかったです。スターバックスのコーヒーが日本のスタバより美味しく感じました。緑茶もありました。

サンフランシスコ国際空港に午前9時19分着。入国審査は混雑していて時間がかかりました。レンタカーオフィスまでは新交通システム「エアトレイン」に乗ります。バケージクレームからレンタカーオフィス、駐車場と、ずっとカートに荷物を載せたまま移動できて便利でした。今回の「バジェット」はレンタカー会社の中で一番混んでいました。手続完了は午前10時53分。駐車場へは10時3分に到着。車はキアーのミニバンです。

空港を11時21分出発。ハイウェイ101SOUTHから92EASTへ。サンマテオブリッジは海面近くを行く平坦な長い橋でした。580EASTに入って走っていると、ものすごい数のバイクの集団に会いました。何か大会があるのでしょうか、1000台以上いたと思います。高速の一番真ん中寄りの車線を占領していて白バイもたくさんいました。ホンダ、スズキ、ハーレーなど結構まとまって走っていました。680号と交差する所辺りで渋滞。バイクのせいでしょうか。その後渋滞もなくなり12時半ごろ両側になだらかな丘の上が続くところに来るとたくさんの風力発電の風車が立てられていました。1240分、205号へ。所々渋滞にあいながら午後14099SOUTHに入りました。片側3車線の快適な道です。左右にはアーモンドや葡萄などの畑が延々と続いていて道路と平行して鉄道が走っています。収穫した作物を運ぶ車両もありました。道路の方も箱詰めの葡萄をたくさん積んだトラックなど走っていました。途中のTarlockの町にはコストコやウォールマート、ROSSなどの大きな店舗がありました。

午後144分、リビングストンの手前の道路沿いの「ロングジョンシルバー」で昼食。チキンとフィッシュ&チップスなどを食べました。後日食べたケンタッキーより美味しかったです。午後247分、マーセドで分岐してマリポサ、ヨセミテ方向に向かいました。マーセドからマリポサへは39マイル、ヨセミテへは80マイルです。午後335分、マリポサのビジターセンターに立ち寄り、ヨセミテの資料を貰って午後348分出発。ここからはクネクネ道ですが道は整備されていて走りやすいです。午後4時前後、マーセド川沿いの道に入りました。きれいな川です。釣りや水遊びをしている人もチラホラいました。道端には巨大な松ボックリが落ちていました。掌くらいの大きさです。

 午後423分、今日のホテル、「シーダーロッジ」に到着。道路沿いの右側にあり、看板も大きくすごく分かりやすいです。フロントに行きチェックイン。グレーシャーポイントへの所要時間とサンセットの時間をフロントで聞きました。サンセットは89時、グレーシャーポイントまで45分と教えてくれました。(しかし実際には8時には日は沈んでしまっていて所要時間も1時間くらいかかりました。)ロビーには熊の縫いぐるみがたくさん飾ってありました。フロントの隣にはお土産コーナーと売店がありました。売店にはハイキングに必要なものや雑貨、食品、飲み物など売っていました。

ホテルの部屋は2階建ての建物の1階の角でした。広い敷地に幾棟ものロッジが並んでいます。後ろの山並みがとてもきれいです。プールもありますが、道を挟んだマーセド川に泳ぎに行っていた人もいました。あちこちに木彫りのユニークな熊の像がありました。車は部屋の目の前に停められるので便利です。部屋に入るとTVとソファーとテーブルがあり、壁には立てられたクイーンサイズのエキストラベットがありました。下ろして使います。その奥にはキッチンがあり、コンロ、トースター、コーヒーメーカー、電子レンジ、冷蔵庫がありました。食器やナイフ、フォーク、洗剤、スポンジ、台拭きもありました。奥にツインベット2つの寝室がありました。5人ゆったりと泊まれます。ロビーの横の売店でハム、トマトジュース、ミルク、カップヌードルなどを買い、部屋で晩ご飯を食べました。

午後646分、ホテルを出発しグレーシャーポイントに向かいます。ガソリンスタンドに寄って給油しました。来る途中、車のフロントパネルに左前のタイヤに何かあるようなランプが点いていて気になっていたので、タイヤを見てみると空気が随分減っていました。パネルを見ながらタイヤに空気を入れ、また走り出しました。午後712分、ヨセミテ国立公園のゲートに到着。入場料は車120ドルで7日間有効です。途中のトンネルビューに到着、とてもきれいな景色なので5分ほど止まって写真を撮って7時半出発。ここでも大きな松ボックリが落ちていました。狸の尻尾みたいな形のものもありました。だんだん日が翳ってきて途中できれいな夕焼けになりましたが、なかなかグレーシャーポイントに着かず午後810分頃ようやく到着。大分暗くなっていましたが諦めきれず、駐車場から小走りでビューポイントに向かいました。やはりもうすっかり日が落ちて薄暗く、何とか景色が見えるという状態です。もう10分早かったらと後悔です。それでも夜景モードで撮ってみると結構見える写真になりました。 

 午後830分、グレーシャーポイントの駐車場を出発。山を降りきって一方通行の道を走っているとマンテカ方向に向かう41号線とエルポータルに向かう140号の分岐点の手前で突然タイヤがバーストしてしまいました。何か踏んだ訳でもありません。やはりランプが点いていたという事は最初からタイヤに何かあったのではと思います。右前のタイヤはペシャンコです。どうしよう〜!!と思っているとすぐに通りがかりの白人のカップルが止まってくれて、男の人(サクラメントのマイクさん)が携帯でロードサービスに電話してくれますが圏外で通じません。とにかく安全な待避所まで、と車を運転してくれました。もう一組、中国系のカップル(キャンディーさんとジョーさん)も止まって助けてくれました。携帯電話が通じたようでロードサービスに連絡を入れてくれたり、タイヤ交換を手伝ってくれたりました。
 スペヤタイヤの外し方が分からず手間取りましたが、車内の足元のマットをめくると回す所がありました。マイクさんはスペヤタイヤを外すのにTシャツが汚れるのもかまわず車の下に潜ってくれました。工具箱を出してくれたり懐中電灯で照らしてくれたりと外人の皆さんは本当に親切にしてくれました。スペアタイヤを付けようと思うとまだボルトが熱く、ハンカチでボルトを持って付けました。(軍手をホテルに置いて来ていて後悔)無事タイヤ交換も出来、後日お礼をしたいと思い2組の名前と住所、メールアドレスを教えて貰いました。(クッキーも貰いました。) 
 マイクさんの工具が一つ見当たらなくなって申し訳なかったです。ロードサービスの人が明日ホテルに来てくれるからホテルで待てばいいとの事です。最後まで本当に親切にして貰い、ありがたかったです。お礼を言って午後1020分出発。中国系の人も同じ方向なのか後ろから着いて来てくれます。午後1040分ようやくホテルに到着しました。

<後日、和風の絵のTシャツや扇子、風鈴、和風のストラップなどをお礼に送りました。無事到着して2組ともメールを送ってくれました。>

ホテルに戻ってから、明日はいつごろ来てもらえるのか等詳しいことが知りたくて、代わりに聞いてもらおうとUAゴールドの日本語サービスに電話をしました。オフィスはイギリスにあるそうで、ホテルのフロントに頼んで日本語サービスからフロントに電話してもらい、フロントからロードサービスにかけてもらい、フロントの人は左右両方に電話を抱えて話を通してくださいました。結局明日フレズノ空港のバジェットのオフィスまで運転して行って車を交換してもらうことにしました。日本語サービスやフロント、バジェットの人も夜中なのに対応してくださってありがたかったです。

2日目 8月12日(日)yosemite

午前6時起床、昨夜買ったカップヌードルを朝食に食べ、午前9時5分ホテルをチェックアウト。天気は晴天。マーセド川沿いに走ります。ほんとうにきれいな川です。昨日と同じガソリンスタンドで給油して午前9時17分ヨセミテへ出発。両側の岩の迫力がすごいです。

午前9時55分、ヨセミテ国立公園のデイ・パーキングに到着。まだ早い時間だったのでバス乗り場の近くに停める事ができました。
午前10時事15分、園内の無料バスに乗り、ローアー滝に向います。石積みの柱で屋根の付いたしっかりしたバス停は景色に溶け込むように作られていました。歩いてヨセミテ・ロ−アー滝に行く途中リスが何匹もいました。とても人に慣れていて全く逃げようとしません。10分ほど森の中を歩いて滝のたもとの橋に到着しましたがほとんど水はありませんでした。所々水がわずかに滴っているだけで、滝つぼから続く川もゴロゴロした肌色の岩が転がっているだけでした。
 ヨセミテを帰る頃には12時近くになっていて駐車場のバス停にはたくさん人が並んでいました。
駐車場を出発して120号線と41号線の分岐点の少し前にあった川沿いの駐車場で写真を撮りました。(一番上左写真)エルキャピタンとセンチネルロックがとてもきれいなアングルで見えるところでした。
 午後1時38分にサウスエントランスを通過。ここまでずっと森の中でクネクネ道でした。
 フレズノまで61マイルです。フィッシュキャンプを午後1時43分通過。午後2時2分、オークフォーストを通過、ここにはロッジがたくさんがありました。道も広くて大きい街です。マックやケンタなどファーストフードの店もたくさんありました。
 午後2時14分、この街のケンタッキーに入ってお昼ご飯にしました。ポップコーンチキン(骨ナシの小さいから揚げ、ちょっと堅い)やクリスピーチキン(日本のノーマルチキン。日本のクリスピーとは違う)を食べました。クリスピーチキンはとにかく大きいです。味はなんとなく臭みがあって日本のほうが美味しいと思います。ツイスターやホットドックは美味しくなかったです。

ガソリンスタンドで給油して午後3時出発。ここからフレズノまであと46マイルです。スペアタイヤなので50マイル(80キロ)以上スピードが出せないので、後続車に道を譲りながら行きました。思うように走れないので疲れます。
 景色も広々した平原になり、牧草地やブドウ畑などが広がっていました。99号から180号に移り少し走ると空港の表示があり、左に逸れてちょっと行くと午後4時半ごろフレズノ空港に到着しました。

カーレンタルのバジェットの駐車場に行きましたが、係員がいないので空港正面まで戻りバジェットのカウンターに行きました。こじんまりした空港です。
 キアーのワゴンで457マイル走りました。車の交換手続きに結構時間がかかり午後5時8分手続き終了、空港午後5時25分出発。今度はクライスラーのワゴン車(ミニバン)、前の車より狭い感じです。何故かオレゴンナンバーでした。

ここからセコイア国立公園に向かいます。180号線から41号、99号と進みました。バイサリアで198号EASTに入りました。198号は途中から一般道になりました。左右には葡萄やザクロなどの果樹園が広がっていました。シエラロードを走っていくとkaweahという湖がありました。ヨットなど浮かんでいてリゾート地のようです。更に走ってスリーリバースの街を午後6時50分に通過。
 セコイア国立公園のサウスエントランスに午後7時3分到着。キャンプサイトでトイレ休憩してすぐ出発したのですが、だんだん夕焼け空になってきました。午後7時37分、工事のための片側交互通行の信号機に引っかかり7分足止めを食いました。工事区間は4分ほどかかって通過しました。もう周りは真っ暗になり午後8時20分、ようやくシャーマン将軍の木の駐車場に着きました。
 大きな倒木があり、くり抜いてトンネルにしてありました。そこをくぐるとシャーマン将軍の木がありました。柵で囲ってあってそばまで行けませんが、月明かりで何とか見えました。大きいです。地球上で一番大きい生物だそうです。星空がきれいです。帰り道では鹿が飛び出してきたり、リスが道端にいたりしました。

スリーリバースの雑貨屋さん(いろいろあって食品や日用品など一通り揃いそう)に立ち寄り、買い物をして公衆電話でホテルに到着時間を連絡しました。
 午後10時50分、トゥラーレの街に到着。Foods Co(大型スーパー)で水や牛乳、ベーグル、ハム、チーズ、サラダなど夕食を買い込み、ホテル(ベストウエスタン・タウン&カントリー)に午後11時38分到着しました。
 部屋は結構広く、冷蔵庫、TV、コーヒーメーカーなどありました。買って来たベーグルにハムとチーズを挟んで食べましたが、ベーグルがまずくて中身だけ食べました。サラダは結構美味しかったです。


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