南アフリカ旅行記 2014.5.3~8
5月3日(土)
自宅を午前6時20分出発、途中事故渋滞で遅れ関空7:51着。ノアパーキングに5000円で車を預けて関空チェックインカウンターへ。預け荷物はヨハネスまでスルーです。手荷物検査に向かうと今までで一番の長い列。出国審査は案外混んでいません。
全日空北京便10:16出発
ベン・スティラーの「LIFE」。グリーンランド、アイスランド、アフガニスタンが舞台で昨年旅行のアイスランドの道には見覚えある黄色のポールが並んでいます。エイヤフィヤットルヨークトル(氷河)でロケをしていました。
30分遅れで北京到着。
時差1時間。少し霞んでいますが、まあまあ良さそうな視界。空気の悪さが心配な北京でしたが、タラップではなくボーディングブリッジで良かったです。凄く広そうな空港で動く歩道があります。ミニカートもあってボストンバックを載せて行きました。
北京での乗り継ぎでは入国カードを記入して、審査のカウンターへ。エスカレーターを降りて今度は出国審査へ。入国手続きはしないといけませんが、ショートカットという感じです。
南アフリカ航空ヨハネスブルグ便
日本語の映画は「リアル」(綾瀬はるかと成宮君主演)1本のみでした。
5月4日(日)
日本時間15:20、ヨハネスブルグAM8:40(時差7時間)。約1時間遅れで到着。
入国手続きをして出口に行くと日通トラベルのドライバー兼ガイドのZACH(ザチ)さんが待っていてくれました。合流してから両替。空港の銀行のレートはあまり良くないようで25000円が2205R(1R=11.33円)。
8人乗りワゴンに客は私たち2人だけ乗り、ゆったりとしていました。ヨハネスブルグの街中に向かいます。道は三車線の広い道です。
※ヨナネスブルグの街中は、現地ガイド同行でないと危険とのことでしたので、レンタカーを使用しませんでした。
午前10時40分、ヨハネスブルグの中心地が見えてきました。一番背の高いビルがカールトンセンターで、一番上に「トランスネット」(鉄道会社)と書いてあります。街中はゴミゴミしていて荒れている感じがしました。中心に近づくにしたがって人が増えてきましたが、黒人さんしか歩いていません。広場にマハトマガンジーの像がありました。ザチさんが車を止めて写真を撮らせてくれました。周りにはマクドナルドやバーガーキング、ケンタッキー、スパーなどがあります。
カールトンセンターの前に着くと車を路上駐車!大丈夫なのかなと思いましたが、ザチさんが蛍光色の工事用のベストを着た人を呼んで何か言っているので、車を離れている間見ていてくれるようです。ザチさんが一緒なので、カメラやバッグを持って行ってもいいそうです。
ザチさんの後についてセンターに入るとオシャレな店もたくさん入っていて、地下から3フロア吹き抜けになっている大きなショッピングセンターになっていました。人も多く賑やかで警備員もいて大丈夫そうですが、やはり黒人さんしかいません。ショッピングモールを抜けると奥の方に展望台の受付がありました。知らないとたどり着けない感じです。料金は5ランド(350円くらい)です。エレベーターに乗り、50階に上がりました。エレベーターの中の50階のボタンの所に「トップ・オブ・アフリカ」と書いてありました。
50階の展望フロアに着くと足元までガラスになっていてヨハネスブルクの景色が広がっています。ビルが立ち並んでいて大都会です。いい天気で遠くまで見えました。ぐるりと回れるそうで、ザチさんと15分後に待ち合わせしました。窓に沿った回廊を歩いて行くと窓にSouth、northなど方向が書かれていました。歩いて行っても掃除のおばさんくらいしかいません。Northサイドには高いビルが多いです。北東の方向にポンテタワーが見えました。天辺に「ボーダコム」と書いてある丸くてポツンと高いビルです。超危険地帯でマフィアの巣窟になっているそうです。
展望ルームにはカフェがありましたがお客さんは誰もいなくてザチさんが休憩しているだけでした。ザチさんに記念写真を撮って貰い、帰ろうと思ったころにようやく他のお客さんが2組来ましたが、みんな現地のガイドさんと一緒でした。
街には新しいビルもありますが、植民地時代っぽいレトロな建物も結構ありました。
マンデラブリッジを渡る手前の左に鉄骨ですが趣きのあるつくりのファーストステーション(昔の駅)があり、橋の右手に新駅がありました。
次はプレトリアに向かいます。40分ほどかかるそうです。交差点で信号待ちすると止まっている車の所に、胸に生活が苦しい由のことを書いたプレートを下げた人が寄ってきます。しつこくはなさそうですが。こちらはドライバーさんが付いているからか寄って来ませんでした。
ハイウェイに入ると周りには大邸宅が並んでいました。神戸の異人館の様なセンスのいい洋館もありました。高速道路は6車線で制限速度は120k、交通量も多いです。料金所もあるので有料のようです。しばらく走ると、ホンダ、ソニー、エプソン、ブラザー、東芝、ヤマハ、ボッシュなど日本や海外の大企業が並んでいる地帯が続きました。敷地も広大で社宅らしい家も並んでいました。
プレトリアの街に入るとジャカランタの並木があちこちにあります。花の時期ではないので残念ですが、緑の木陰が気持ちよさそうです。
午前11時半、「ブルックリンモール」に到着。
食事と買物をします。1時間後にザチさんと待ち合わせしてモールに入りました。こちらは白人のお客さんも警備員も多くいて治安は良さそうです。ブティックなど感じのいいお店が並んでいます。エスカレーターで一つ下の階に降りるとレストランが沢山あり、どの店にもテラス席がありました。「トリテカバー&ステーキ」という店で食事をしました。チーズバーガーとポークの皮のフライ(お薦めになっていたので)、レモネード、アイスティーなど注文しました。ドリンクはどちらも甘すぎです。料理がなかなか来ないので、待つ間一人がスーパーに行ってルイボスティー(ファイブスターのハニールイボス)などを買ってきました。12時15分ごろやっと料理が来ました。待ち合わせに間に合わないので持ってきたビニール袋に入れてテイクアウトに。ハンバーガーは結構おいしかったのですが、豚の皮の唐揚げは堅いし脂っこいしで大変でした。でも付け合せのソースは美味しかったです。
次に郊外のチーターセンターに向かいました。少し道を間違いましたがギリギリ予約の午後1時半、到着。
受付でツアー代金を払い集合場所へ。ツアー客は30人くらいでほとんど白人さんです。この施設の活動内容の説明を受け、ビデオを見ました。ここでは傷付いたチーターや孤児になったチーターの保護をしており、キングチーターの繁殖もしています。
グループごとにチーターとの記念撮影をしたあと、「HONEY BADGER(ラーテル)」というスカンクの様な動物を見ました。白いのと黒いのがいました。いろいろ説明してくれますが英語なのでよく分かりません。質問も受けていて丁寧に答えていました。
次にサファリジープに乗り込み園内をまわります。
子供のチーターやキングチーターを見たあと、カラカル、ワイルドドック、ハイエナ、ハゲワシなど見てまわりました。
出発したところまで戻り、ツアーが終了です。
プレトリア・ハットフィールドのホテルに戻る途中、スーパーに寄って貰いましたが、ファイブローズのルイボスティーが無かったので黄色のパッケージのルイボスティーを買いました。
午後5時20分、ハットフィールドの「プロティアホテル・ハットフィールド」に到着。ここでザチさんとお別れです。お礼にチップ200R渡しました。
ホテルの向かいにピックンペイがありましたが、日曜日は早く閉まるそうで、もう終わっていました。ホテルはシンプルですがスタイリッシュです。フロントで受付して部屋に行きました。ゆったりと大きいダブルベッドがあり、大きい薄型の壁掛けTVがありました。テーブルにはフルーツ(梨・リンゴ・バナナ)と「NANTELLIS」というスティックビスケットが置いてあり、美味しかったです。電動ケトルとファイブローズのルイボスティー、コーヒー、ミルク、砂糖などありました。
シャワーはヘッドが外せないタイプで高い所についていましたが水量は十分でした。洗面台にはシャンプー、ボディーウォッシュ、ボディーローション、シャワーキャップ、ソープ、ティッシュがありましたが、洗面台が高くて使いにくかったです。※アフリカのホテルは大体高いです。
エレベーターホールは道路側の面が全面ガラス張りになっていて窓のそばにオシャレな椅子が2つ置いてありました。窓からはハットフィールドプラザが見え、ピックンペイやマックなどいろいろの店が入っているようです。ホテルの隣にはピザの店もありました。
1階(表示は英国式、G・グランドフロア)にフロント、2階(表示は2F)にレストランがあり、朝食を食べられますが有料です。ブルートレインで何か食べられると思うので朝食は付けませんでした。ドリンクコーナーもあり種類も多いようでした。窓側にソファー席があります。外には小さいですがプールがありテラスにも出られます。素敵な休憩所コーナーもありました。テーブル席とソファー席があり、ちょっとした会議も出来そうな感じで奥にはお茶コーナーがあり、ルイボスティーのパックやコーヒーがありました。
隣のピザ屋さんに晩ご飯を食べに行こうかとも思いましたが、あまりお腹が空いていなかったので部屋にあるフルーツを食べて済ませました。
フロントで明日の朝のタクシーを予約しました。料金は150R(現金)、支払は明日の朝フロントでとのこと。
5月5日(月)
午前7時10分にフロントに行くともうドライバーさんが待っていました。料金をフロントで払い、荷物を積んで貰います。ドライバーさんの他にもう一人助手の人がいます。ホテルを出発しプレトリア駅に向かいますが、運転手さんと助手の人が大きな声でずーっとおしゃべりしていました。
プレトリア駅前に着くと駐車場は有料なので車を止めて歩きましょうとのこと。運転手さんと助手の人にスーツケースを持って貰って駅に向かって歩きました。駅近辺は黒人さんばかりです。少し歩くと立派なプレトリア駅の前にブルートレインのバトラーさんたちが何人もいて、お客さんの荷物の受付をしています。私達の荷物も運転手さんがバトラーさんに引き継いでくれました。他にもいたお客さんについて歩いて駅の正面の右手に行くとブルートレインの専用の入口に着きました。ブルートレインの入口より少し先にハウトレインの新しいガラス張りの駅舎が見えました。
ブルートレインの入り口には真っ赤な絨毯が引かれ、綺麗な花が飾ってありました。中に入ると広い待合室になっていて、もうお客さんが沢山いてごった返していました。どうやら私たちが最後だったようです。先に来た人たちはコーヒーなど出して貰っていました。もう30分くらい早く出ればよかったと思いました。日本人の団体さんもいます。受付の順番が来て手続きをしました。私たちは6号室とのこと。手続きを終えて席に着くとジェネラルマネージャーさんの挨拶が始まり、いろいろ説明していますが英語なので…。
まず1~6号室の人が呼ばれ、バトラーさんについて行きます。1番ホームを横切り、柵の向こうに行くとブルートレインが止まっていました。真っ青な車体に白と金色のラインが入っていてロゴマークも付いていました。一組ずつ案内してくれて6号室の私たちが一番に車内の部屋に案内して貰いました。
部屋には布張りのソファー2つとテーブル1つ、他に革張りの椅子が1つあり、TVは液晶の壁掛けでクローゼットの上にあります。部屋は木をふんだんに使った内装で茶系のシックな色合いに統一してありました。窓は部屋の幅いっぱいでとても大きいです。クローゼットにはガウンがあり、下にセーフティーボックスもありました。左手にトイレと洗面台とシャワーがありバスアメニティーも充実していました。シャワーヘッドが外れるタイプなのがうれしいです。水回りの金具類は全て金色で高級感があります。
テーブルにはフルーツの盛り合わせとフォーク、ミネラルウォーター、一輪挿しの花が置かれていました。サイドテーブルには綺麗なカットのグラスが置いてありました。
バトラーさんが部屋の説明をしてくれ、窓のブラインドはクローゼットの扉の内側のスイッチで電動で上げ下げできるとのこと。Wi-Fiも繋がります。バトラーさんに頼むと女性の係の人が来てパスワードを教えてくれました。
廊下も絨毯敷きです。ホームに出て車体の写真を撮り、先頭車両を見に行きましたがホームより前に出ているので写真は撮れませんでした。2両の機関車で引っ張るようです。
午前8時30分、出発。
街を抜けると採石場が見えました。ダイヤモンドの鉱山でしょうか?
一番後ろのカンファレンスカーに行って見ます。途中、食堂車を通りました。木造りでシックな内装の車両で、テーブルには白いクロスが掛かりナイフやフォーク、グラスがセッティングしてありました。車両の端のコーナーにはワインが並べてあり白ワインは冷やしてありました。次のラウンジカーにはいろいろなフルーツやクロワッサン、デニッシュ数種類など置いてあっていつでも自由に取って食べることが出来ます。朝食抜きだったので少し食べることにしました。席に着くと直ぐにウエイターさんが飲物の注文を聞きに来てくれたのでコーヒーを頼みました。マフィンやクロワッサンを食べましたがどれも美味しいです。コーヒーも美味しかったです。
食後、最後尾のカンファレンスカーに行きました。ゆったりしていて席もすいていました。ただ、最後尾の4人掛けのソファーにはもう人が座っていました。手前のテーブル席に座るとまたウエイターさんが注文を聞きに来てくれたのでジンジャーエールとスパークリングワインを頼みました。グラスには綺麗な薔薇がカッティングしてありました。
午前9時50分、部屋に戻りますが、私たちの部屋は前の方なので遠いです。途中、ジュエリーショップもありました。ショーケースには高級そうなネックレスやイヤリング、ブレスレット、指輪などの女性ものと紳士物の小物やネクタイなど飾ってありました。部屋の入口には日本語の案内の張り紙がありました。JTBのガイドさんが書かれたようです。
暫く部屋で休憩して10時半、ブランチを食べに行きました。
席に着いてまず赤ワインを頂きました。酸味が少なく飲みやすくて美味しいです。パンとバターが来て、前菜を選びました。一人はグリーンサラダにしました。ドレッシングも美味しいです。もう一人はサーモンで、薄切りにしたキュウリの上に丸く巻いたスモークサーモンが載っていて更にキャビアが載っていました。こちらもとても美味しいです。次はスープで、クリーム色のスープの真ん中にボイルした海老がのっていて更にスープにも海老の風味が効いていて美味しかったです。
メインディッシュは一人は魚でマグロのステーキにしました。厚みが3㎝位あってボリュームがあります。上下の面が焼いてあって中はレアの状態です。上品な味で美味しいです。付け合せはひよこ豆とプチトマトと紫玉ねぎでした。もう一人は牛ステーキにしました。美味しいブラウンソースが掛かっていて肉も柔らかくて美味しいです。付け合せはラタトゥーユの様な野菜のソースです。
デザートはアイスクリームにブルーベリームース添え。もう一人はメレンゲにしましたが結構甘くて満腹のお腹にはきつかったです。
食後にワインのコーナーを見に行くと、バトラーさんがさっき飲んだワインを手に取って教えてくれたので写真を撮らせてもらいました。南アフリカのステレンボッシュ、HEIDDEN VALLEのピノタージュです。
食後、もう一度最後尾のカンファレンスカーに行ってみると一番後ろの窓の前の席はまた埋まっていましたが、席を譲ってくれました。
窓の外には"タウンシップ"が広がっていました。トタン板で囲って作った簡素な小屋が延々と続いています。世界最高といわれる豪華列車に乗っていて複雑な気持ちです。
今日の列車の編成は「セット2」で他に短い編成の日もあるそうです。セット2は全19車両+先頭の電気機関車2両で、4号車がクラブカー、5~9号車と13~18号車が客車で、10号車がキッチンカー、11号車がダイニングカー、12号車がラウンジカー、13号車がショップ、最後尾の19号車がカンファレンスカーです。
ラウンジカーなどのカウンターには沢山のお酒が並んでいました。フランス産のシャンパン等を除き、アルコールはすべて無料です。
キッチンカーは廊下から作っている様子が見えます。
午後2時、途中の駅でしばらく停車しました。ホームには機関車が展示してあって貨物車が一台連結してありました。その連結部分にかわいい白い猫とトラ猫の兄弟の猫がいました。2匹でじゃれあって遊んだ後疲れたのか寄り添って寝ていると、親猫が何か餌をくわえて帰ってきたので飛び起きて親猫の所に行って餌を食べていました。
午後2時17分、列車が動き出しました。車窓には広々した草原が広がり、真っ青な空には羊雲が浮かんでいます。干し草のロールがいくつも転がっていて、馬や羊や牛が放牧されていました。
午後4時、ラウンジカーへハイティーを頂きに行きました。チョコのパウンドケーキ、ナッツのたくさん載ったケーキ、ストロベリーパイ、マーマレードパイ、クッキー、サンドイッチ、マフィン、肉団子、サモサ、フルーツ(スイカ、メロン、イチゴ、パイン)、チーズ(ブルー、カマンベール、チェダー、キリなど7種類)、桃のコンポートなどが並び好きなものを取って食べます。ソファー席に座ってホットの紅茶とアイスレモンティーを飲みながらいただきました。どれも美味しいです。
次にカンファレンスカーに行き、最後尾の窓の外に延々と伸びる線路を眺めながらジンジャーエールとスパークリングウォーターを飲みました。
次は長い廊下を歩いて一番前のクラブカーに行きました。クラブカーの手前にポストとチップボックスが並んでいます。クラブカーも他の車両と同じようにシックな内装でバーカウンターには沢山のアルコールが並んでいて、一番前の壁に大きなTVがあり先頭の景色が映し出されています。
ここは唯一たばこが吸える車両で葉巻も無料で貰えるそうです。
どうやら列車がだいぶ遅れているようです。本来は午後5時にキンバリーに着いてダイヤの鉱山のビックホールと博物館を見学する予定でしたが、だんだん日が暮れてきて厳しそうです。フラミンゴも見られるかどうかわかりません。ジェネラルマネージャーさんに様子を聞かれたJTBのガイドさんとも話しましたがやはりだいぶ遅れているようです。
午後5時半、夕日が地平線に沈みます。とても綺麗です!!午後5時44分、完全に日が沈みました。
暫くすると車内放送があってキンバリー観光はすべてキャンセルとのこと。本当に残念です。遅れることはよくあるそうです。
夕食の時間が予定より早くなったことをアナウンスで言っていたようですが英語が苦手で聞きそびれて部屋でのんびりしていると、バトラーさんが呼びに来たので慌てて着替えました。夕食はドレスコードがあるので、スーツにネクタイ、ワンピースです。
ダイニングカーに行くとお昼と同じ席に案内されました。担当のウエイターさんも同じです。席に着くとまず前菜で、炒めた野菜を餃子の様な皮で巾着の形に包んであげたものにバルサミコソースがかけてあり、パリパリしていてとても美味しいです。付け合せのホウレン草もパリパリに揚げてありました。もう一品はモヤシとウイキョウ、豆を春雨の皮に包んで揚げたもので、ボイル海老にエビソースをかけたものが添えられていました。エビソースが濃厚でとても美味しいです。
ワインは2011年のシャモネックス。スープはスパイシーベビーコーンスープです。
メインは3種類から選びます。煮込みランプステーキか鱒のグリルかドライビーフテンダーロインです。一人はランプステーキ、もう一人は鱒のグリルにしました。
煮込みランプステーキは分厚くてやわらかくソースも美味しいです。金糸瓜を半分に切って器にしてブロッコリー、人参グラッセ、カリフラワーなどを盛り付けしてありました。
もう一品はグリルした鱒にクリーミーな―ソースが掛かっていて、ビーツにコーンクリームをのせたものが添えてありました。どちらも美味しかったです。シェフおすすめのチーズもありました。
デザートは葉巻の形のチョコを春巻きの皮のようなものに包んだものとスライスしたオレンジの上にピーチとヘーゼルナッツのアイスクリームが載ったもの、もう一品はイチゴのメレンゲにヨーグルトと夏の果実のソースが掛かっています。メレンゲはちょっと甘すぎましたが他は美味しかったです。
食事の後、ウエイターさんが駅に停車中だから外に出てもいいですよとのこと。
キンバリーのホームに止まった青い車両をバックに写真を撮って貰いました。その後、ラウンジカーに行ってお茶を頂いてから部屋に戻りました。
午後9時20分、部屋に入るとベッドメーキングしてありました。ベッドは壁から降ろしてありマットレスが分厚くてふかふかの羽根布団を掛けてあります。とても寝心地が良いです。照明も雰囲気がよく、壁の薔薇の模様も素敵です。テーブルにはとても美味しい5個入りチョコが置いてありました。シャワーを浴びてのんびり過ごしました。
5月6日(火)
朝6時半、部屋にモ-ニングコーヒーを持って来てもらい、ベッドに座ってのんびりと頂きました。だんだん空が白んできたので、最後尾のカンファレンスカーに行きました。ちょうど日の出が後ろの大きい窓から見えます。座っていた外人さんが席を譲ってくださったので座って日の出をバックに写真を撮りました。午前7時半、部屋に戻るとバトラーさんがベッドを片付けていました。しばらく待って部屋に入りました。貰った絵葉書に自宅の子ども達に宛ててメッセージを書いて車内のポストに投函しました。切手は要らないそうで専用のスタンプを押して貰えるそうです。(後日5月21日に自宅に届きました。)午前8時すぎ、朝食をとりに行きました。JTBのツアーの皆さんの隣の席になり、日本語の翻訳の付いたメニューを見せてくださったので注文しやすかったです。
飲物はティー、コーヒー、フルーツジュース、フルーツヨーグルトドリンクなどがあり、パンはクロワッサン、デニッシュ、マフィン、トーストなどあります。メニューはコンチネンタルビュッフェとイングリッシュブレックファストと単品メニューがあります。一人はイングリッシュブレックファストにしてもう一人は単品のサーモンエッグ包みにしました。
まずはフルーツの盛り合わせで、マンゴー、ルビーオレンジ、メロン、パッションフルーツ、杏子にクリームが添えてあります。
イングリッシュブレックファストはフワフワのスクランブルエッグ、マッシュルーム、カリカリベーコン、ソーセージ、グリルトマトにミニステーキまで付いています。どれもとても美味しいです。
サーモンエッグ包みはこちらもふわふわのスクランブルエッグを丸くしてスモークサーモンで包んであり、グリルトマトが添えてありました。こちらも美味しかったです。
午前9時過ぎ部屋に戻りました。車窓には牧草地が広がり、顔の茶色い羊たちがのんびり草を食べていました。しばらくするとなだらかな丘陵地帯に入り、窓枠が木なので額縁に入った絵のような綺麗な景色が続きます。
午前10時半、ラウンジカーに行き、ジンジャーエールとスパークリングウォーターを飲みました。すっきりして美味しいです。もうすぐトンネルに入りそうなので最後尾のカンファレンスカーに行きました。午前10時54分、トンネルに入りました。とても長くて真っ直ぐなトンネルです。トンネルの入口の光がずーっと見えていました。午前11時7分、出口を通過しました。
今度は先頭のクラブカーに行ってみました。ちょうどJTBの皆さんが乗車証明授与のセレモニーをしておられました。セレモニーが終わってその中の一組のご夫婦が葉巻を吸おうとラウンジカーに残られました。お話を伺ってみると毎年どこかに旅行に行かれているそうです。マチュピチュやモンサンミッシェルの話などいろいろお話できて楽しかったです。
窓の外にはブドウ畑が広がり始め背後には少し険しい山々が見えます。ワイナリーもありそうです。どうやら列車が遅れているようです。途中の駅で停車してなかなか動きません。何かトラブルがあって列車が遅れていることを車内アナウンスで放送していますが英語で早口なので全く聞き取れず、ジェネラルマネージャーさんに聞きに行くとJTBの添乗員さんを呼んでくれて通訳して貰いました。どうも前を走るローカル列車が故障したせいで架線に電流が流れない状態とのこと。ブルートレインを反対側の線路に走らせることになったとのこと。遅れているなりに最優先してくれるようです。
どんどん到着予定時間が遅れてきたため、レンタカーのオフィスが閉まる時間(午後5時)になりそうなのでジェネラルマネージャーさんがレンタカー会社に連絡してくれて、営業時間が1時間遅い別のオフィスに予約を移すことになりました。
ここでもJTBの添乗員さんに通訳のお世話になりました。乗り合わせておられてホントに助かりました。しばらくして列車がバックして反対方向の線路に入り、ようやく出発しました。
午後4時、遠くにテーブルマウンテンが見え始めました。とてもいい天気です。黄色とグレーの車体の近郊列車が多くなって来ました。ライオンズヘッドも見えてきました。テーブルマウンテンには「テーブルクロス」(雲)も全くなくくっきり見えています。
到着する前にチップを封筒に入れて車内のポストの横のチップボックスに入れ、バトラーのヤンさんに部屋で写真を撮って貰いました。
午後4時40分、約4時間半の遅れでケープタウン駅に到着しました。列車を降りてヤンさんと記念写真を撮らせて貰ってお別れし、先頭車両の写真も撮ってきました。
JTBの添乗員のお姉さんにお礼をもう一度言いたかったのですが、レンタカーの時間もあり、JTBさんはすっと後ろの車両なので挨拶出来ず申し訳なく思いながらホームを後にしました。
駅構内のラウンジに行くとここも素敵な内装で、布張りのソファーにアンティーク調の木のテーブルがあり、壁にはいろいろな絵画が飾られていました。ラウンジの外側の装飾はシンプルでプレトリアと随分違います。
急いでいたため、ジェネラルマネージャーが自らタクシーまで案内し、荷物も積んでくれました。午後4時50分駅を出発。
午後5時15分、レンタカー会社「ユーロップカー」のオフィスに到着。変更して貰ってよかったです。
車は白いワーゲンポロの4ドアです。カーナビも借りました。
ウォーターフロントのビクトリアワーフ・ショッピングセンターに到着。スーパー「ピックンペイ」のあるエリアの駐車場が分からず警備員に聞いて止めることが出来ました。
午後5時50分ピックンペイに到着。アルコールの販売は午後6時までなので急ぎます。ピックンペイの右手の仕切られたエリアにアルコール売場がありました。ステレンボッシュ産のワインを2本購入。レジをしていると警備員さんが入り口のドアを閉め始めました。ドアを開けて貰ってピックンペイ本体の売り場に行きました。ここにもアルコールコーナーがありますがロープを張ってあって中に入れません。種類は多そうですが。
欲しかったファイブローズのハニールイボスティーがありました!後の人に申し訳ありませんが買い占めました。アマルーラのチョコは約600円と高めですがちゃんとしたパッケージでお土産にはいいと思います。他に普通のルイボスティー、ばらまき用のチョコ、ホテルに置いてあって美味しかったビスケット、インスタントコーヒーなど買いました。カードで精算し駐車券をレジで出して処理して貰いました。
ビクトリアワーフのショッピングモールはとても綺麗で新しそうです。お店もたくさん入っていて賑やかです。駐車場の入口の精算機で事前精算するとちゃんと0円になりました。車に乗って外に出るともう暗くなっていましたが、ウォーターフロントはライトアップしてあって綺麗でした。
ステレンボッシュに向かいます。N1に入り東に向かい4号→23号に入り、午後7時52分、今晩のホテル「ゴルフ&ワインエステート」に到着。
セキュリティーがしっかりしていて、ゲートの所に係員が3人もいました。名前と車のナンバーのチェックをしてゲートを開けてくれました。
玄関の前の駐車場に車を止めてチェックイン。フロントのスタッフの女性がとてもにこやかで親切でした。
Wifiもパスワードを教えて貰い部屋で使えました。部屋は1階でフロントからすぐで、清潔でモダンな感じでゆったりしています。電気ケトルとスティックのコーヒー、ビスケットが置いてあり、クローゼットの中にセーフティーボックスがありました。洗面台に共用のボトルのソープとローション、シャワールームに共用のシャンプーがありました。シャワーヘッドは高さが調節でき、取り外しもできるので使いやすかったです。ドライヤーもありました。
午後8時7分、併設されているレストラン「SHIRAZ」に行きました。入り口には大きなマンデラ氏の肖像画がありました。スタッフが暖炉の前の席を勧めてくれて、遅い時間でしたがわざわざ火を点けてくれました。料理はビーフステーキ(100ランド、フライドポテト、サラダ、マッシュルームソース付)とシーフードグリル(150ランド、タイ米、サラダ付)をとりました。どちらもとても美味しかったです。ステーキのマッシュルームソースはそのままご飯にかけて食べたいくらいでした。シーフードの白身魚とエビに掛かったソースも最高でした。ワインはこのワイナリーのワインで、赤ワインをグラスで頂きました。まろやかで美味しかったです。ノンアルコールのスパークリングのグレープジュースも缶入りですが美味しかったです。広いバーカウンターがあり、食後、ここでワインを買いました。本来は併設されているワイナリーで買った方が安いようですが、ホテルの到着時間が遅かったのでこちらで買いました。レストランは午後9時まで営業しています。
5月7日(水)
今日は帰国です。午前6時5分、チェックアウト。まだ真っ暗で星が見えています。本来ならゴルフやワインの試飲もできる素敵なホテルですが、時間が無くて残念です。23号線を左に走り、すぐそばにある前回泊まった「Ons
Genot Country Lodge」に立ち寄って写真を撮ってみました。懐かしいです。途中でガソリンスタンドに寄りました。給油口が分からずスタンドの係の人とあちこち探しました。キーのロックを開けるとあるようです。満タンに給油して空港に向かいます。N300からN1に入り空港に着き、レンタカーリターンへ。用紙を駐車場の小さな受付に出し、カーナビを外しました。ポーターが来て荷物をオフィスに運んでいきます。ポーターに10Rのチップ。
ケープタウン空港、南アフリカ航空のカウンターのチェックイン。荷物は関空までスルーです。ボーディングパスは香港までで、残りの香港→関空のボーディングパスは香港で発券です。
手荷物検査を通過したあと旅行の記録をしたICレコーダーが無いのに気が付きました。たぶんレンタカーの中で落としたのに気付かずに降りてしまったようです。手荷物検査を通過した後なので今更戻るのもややこしいので諦め、しばらく休憩してゲートに向かい、朝8:50ケープタウン発のSA316便に搭乗。定刻より少し遅れて出発。
ヨハネスブルグ空港ターミナルに着いて乗継はどこに行くのか立ち止まって表示を見ていると、きちんとした服装の人が声を掛けてきて案内してくれるというのでなんとなく怪しいかなと思いながらもついて行きました。手に持ち検査場の前まで来ると案の定「5ドル」と手を出しました。「ドルもランドもない。日本円しかない」というと「ペーパー(紙幣)」と言ってきたので「No!」と言って10ランドコインを一つ渡すとようやく引き下がりました。ポーターのぼったくりは知っていたのですが、空港職員を装ったのは初めてでした。
手荷物検査を通って出国手続き。
アマルーラチョコが街のスーパーでは60.99ランド買えたのに空港のお土産屋さんでは90Rで売っていて出国手続きをしてからは105ランドになっていました。
12:50、ゲートに向かいました。タイ航空TG992にてバンコクに向かいます。
映画は日本航路ではないのですが日本語のものは「ホビット」「フローズン」(アナと雪の女王のこと)「ハンガーゲーム」「ザ・ライフ」(アイスランドが舞台!)ほかいくつかありました。
予定より30分ほど早く到着しました。
ラウンジでパソコンを使いたいので半個室になったスペースに移ります。大きなテレビ、テーブル、カラフルなクッションが置かれた革張りのゆったりしたソファーがいくつもありくつろげる空間になっています。時々声をかけて飲み物やフルーツを勧めてくれました。
TG600便 午前10時5分バンコク出発。
午前11時20分、香港のチェックラップコック空港に到着。雨が降っていました。乗継のチケットをANAエアラインデスクに行って発券して貰いました。
午後3時20分全日空NH176便にて香港を出発。
映画はオンデマンドで、『ミケランジェロ・プロジェクト』を見ました。
午後8時、関空に無事到着島ました。預けていた車を持って来て貰って帰路に着きました。