ロフォーテン諸島&オスロ旅行 2015年10月10日~2015年10月18日
  ドライブ750㎞<オペル・コルサ>

①10/9
関空22:30発
 
ターキッシュ航空イスタンブール経由
②10/10
オスロ着11:25
コンフォートホテルエクスプレスセントラルステーション泊


※物価が高いため、空港へ到着すると、ノルウェー人も入国前にお酒やお菓子を買い込んでいました。

確かに街中のどのスーパーよりも空港内免税店のお菓子、アルコールは安かったです。
ただ、干タラや缶詰は街中の方が安いです。さらにオスロよりもロフォーテンの方が安いでした。
日本以外はだいたそうですが、ここも買う場所によってかなり値段が違います。
③10/11 オスロ発11:55
 ノルウェージャン航空(LCC)
ハシュタ・ナルビク空港着13:35


レンタカーを借り、持参したカーナビ、ドラレコを装着して、出発。
北極圏のためか、オートコンパスは「北」を指しません。

スヴェンノイ・ロルブー泊(スボルベル)
④10/12 メイブア泊(レイネ):Maybua
⑤10/13 ヘンニングスバー・ロルブー泊(ヘンニングスバー)

オーロラ発生‼
※約4時間後に発生した第二段目の最高のオーロラは撮影失敗
⑥10/14
スヴェンノイ・ロルブー泊(スボルベル)
⑦10/15 レンタカー返却
ハシュタ・ナルビク空港発20:05

オスロ空港着21:50
鉄道にてオスロ駅へ(フライトゲットではなく在来線で)
コンフォートホテルエクスプレスセントラルステーション泊

 駅前で超便利。
 鉄道もバスもトラムも真ん前。
⑧10/16 コンフォートホテルエクスプレスセントラルステーション泊
⑨10/17 オスロ空港発18:15
 ターキッシュ航空イスタンブール経由
⑩10/18 関空17:55着

ヘニングスバーのオーロラ

ヘニングスバーのオーロラ
レイネ ヌースフィヨルド
バルスタッド
ヘニングスバー ヘニングスバー
カヴェルボーグの水族館
トロルフィヨルドの入口 オスロ
オスロ オスロ国立美術館 ノルウェー民俗博物館
ヴィーゲラン公園 ヴィーゲラン公園 ヴィーゲラン公園
ホテル
オスロ <コンフォート・エクスプレス・セントラルステーション>
中に入ると左手のバーカウンターがフロントを兼ねていました。チェックイン開始時間まで1時間ほどありましたが、OKとのこと。手続きをして鍵のカードを貰ってエレベーターへ。エレベーターは鍵をかざさないと動きません。部屋は202号室です。
カードをかざして緑のランプがつくと鍵が開きます。壁のカードケースにカードキーをぐっと差し込むと部屋の電気がつきます。はじめ鍵が開かず一度フロントへ。次は電気のつけ方がわからずもう一度フロントに行きました。

部屋はシンプルですがおしゃれです。結構広くてTV、テーブルと椅子がひとつずつ。クローゼットがなく、壁にハンガーフックがありました。セーフティーボックスはありません。コンセントはたくさんあるので助かります。冷蔵庫がなくて困りましたが、出窓のカーテンを閉めると外が寒いので冷蔵庫代わりになりました。バスルームはシャワーと洗面とトイレがあり、シャワーはガラスの壁2枚で仕切ってあって、壁にシャワージェルが備え付けてありました。ドライヤーもあります。
スボルベル <スベンノイ・ロルブー>
鍵を貰って泊まるロルブー(ロッジ)の6号室を探しました。海沿いで感じがいいのですが駐車場から遠いので雨の中、荷物を運ぶのに苦労しました。
木造の赤い壁の可愛いロルブーです。ロルブーとは昔の漁師小屋を改造して作ったロッジです。入ると玄関があり、次に6畳くらいのリビング、その先に12畳くらいのダイニングキッチン、その左にベッドルームがあります。ツインベッドと2段ベッドがあり4人で泊まれます。バスルームはバスタブなしでシャワーのみですが湯量は十分あり、シャワーヘッドは取り外せるので使いやすいです。アメニティーはボディーソープのみです。洗面台は広くて物も置きやすいので助かります。

リビングにはTVとソファーベッド、テーブルがあり、ゆったりしています。キッチンには4つ口の電磁調理器、オーブン、冷蔵庫、コーヒーメーカー、ティファールのような湯沸かしポット、シンクがあり、一般家庭と同じくらいの設備です。食器や調理器具も一通りあって充実しています。台所洗剤、ブラシと布巾、香辛料などありました。サラダ油や塩はありません。
玄関には箒と塵取りがあります。出るときに掃除して出るか汚さないようにして出るかという事ですね。台所のコンセントがなかなか見つからなかったのですが、コーヒーメーカーの真上の釣り戸棚の下をのぞき込むとありました。暖房は全室オイルヒーターでいい感じの温かさです。夜はずっと雨でしたが温かくて寝心地が良かったです。

(2泊目)今日は8号室とのことです。今回も駐車場がそばになく、聞くとレセプションの横に止めてくださいとのこと。雨の中部屋の近くで荷物を降ろしてから止めに行きました。部屋毎に内装が違います。8号室はリビングとダイニングがひとつの部屋になっているので便利でした。コンロがIHです。IHは初めて使うので少々戸惑いましたが、引き出しの中に入っていた説明書(英語です~)を見て何とか使用開始。使ってみると便利です。しかしコンロの上のライトが点かず換気扇も動きません。もう午後5時を過ぎているのでレセプションも終了していて聞きに行けず、仕方なく窓を開けて調理することに。
シャワーの湯量は豊富で快適でした。TV番組はCSIやモダンファミリーなどアメリカのドラマが多いです。
ネットも少し遅いですが繋がります。ベッドも寝心地がいいです。
レイネ <メイブア>

普通の一戸建てと言っていいほど広いです。ダイニングキッチンは20畳くらいあり、バスルームも広く、ベッドルームがツインルームと二段ベッドルームの2部屋、別に8畳くらいのリビングルームがありました。キッチンの設備も充実していて大きな冷蔵庫、ガスオーブンもありシンクも調理台も広々しています。調理器具もいろいろあり、香辛料やサラダ油まであります。家具もとても素敵です。ゆたりしたソファーに6人掛けの大きなダイニングテーブル、ガラスのショーケース、ろうそくのシャンデリア、アンティークな薪ストーブ。どれをとっても素敵です。
ここはシャンプーとコンディショナーが置いてありました。他のロルブーはたいがいシャンプーしか置いてありません。

ソファーテーブルにノートが置いてあり、利用した人がコメントを書いています。ほとんど毎日誰かが泊まっているようです。私達もコメントを書きました。英語が苦手なので日本語で申し訳ないですが。

ヘニングスバー <ヘニングスバー・ロルブー>
宿泊費とシーツ・バスタオル代(約1,500円)は別です。
部屋はレセプションの隣のコテージの2階で5号室です。他にお客さんがいないようでひっそりしていました。
部屋は他に泊まったところより少し古いようですが、リビングキッチンは8畳くらいで4畳半くらいのツインベッドの寝室と、リビングの隣にカーテンで仕切った2段ベッドがありました。シャワーはカーテンで仕切ってあるだけなので水が飛ばないように気を付けなくてはいけません。洗面台の前には出窓があって小物を置くのに便利でした。

ベッドメイキングは自身でします。シーツ、布団カバー(縦に入れなくては行けなくてやりにくかった)、枕カバーをかけて布団を敷きなおします。 シャワーはヘッドが小さく水量が少なくてちょっと物足りない感じでした。Wifiも繋がりはしますが弱いです。

10月9日(金)

午後7時過ぎ、自宅を出発。関空に午後8時半到着。

関西ノアパーキングの人に車を預かってもらいました。10日間で9,000円。空港内の駐車場に保管するとのことです。

ターキッシュエアラインのカウンターへ行きチェックイン。プライオリティパスで入れる大韓航空のラウンジに行くとまだ時間があると思っていたのにもう閉まっていたので、比叡のラウンジへ行きました。あと10分しかありませんが入れました。スナック菓子と飲み物だけいただいて出ました。

出国審査は自動化ゲートを利用。簡単で早いのでいいです。ただモタついていると有人の方が空いていて早かったです(笑)TK47便(ターキッシュエアライン)はゲート2、午後9時50分搭乗、午後10時18分出発。

シートの足元にはフットレストがありました。まずはロクムが出ました。ピスタチオ入りで美味しいです。アメニティーは今回もエコノミーなのに充実していて、スリッパ、歯ブラシ、リップクリーム、アイマスク、靴下、耳栓が入ったポーチです。

食事は焼肉かシーフードです。シーフードはサラダ、ボイルエビ、ご飯の上に筍とシーフードがのっています。デザートはワラビ餅でした。焼肉はお肉と野菜とポテトグラタンでどちらも結構美味しいです。ワインはトルコ産。飲みやすくて美味しかったです。映画はオンデマンドで日本語吹き替えの作品が多いですが、あまり新しいものはありませんでした。007を見ました。トイレにはトルコらしくチューリップの花が飾ってありました。夜飛ぶので星がきれいです。

10月10日(土)

イスタンブールの空港に到着したのは定刻(午前5時35分)より早かったのですが、混雑していたのかターミナルに着くのに結構時間がかかりました。降りて、インターナショナル・トランジットゲートで手荷物検査を受けてPRIMECLASS CIPラウンジに入りましたが混んでいました。スクランブルエッグ、野菜、パン、チーズ、お菓子などあり、アルコールもいろいろありました。トイレは個室が2か所でシャワールームもありました。パスワードを入れてWifiを利用。メールやラインをしました。

出発ゲートに向かいましたが、出発が遅れ、並んでいる途中で係員がパスポートチェックしボーディングパスに印を押していました。バスに乗って飛行機へ。TK1751便です。タラップで搭乗しました。アラブ系の人が多く、咳をしている人が何人もいました。首にパスを下げていて、シリアからの移民のようです。厳しい環境の中、避難してきて体調を崩したのでしょう。午前9時20分、定刻より40分くらい遅れてフライト。

TVは3チャンネルのみで、オンデマンドではありません。当然日本語もありません。

午前11時25分オスロに到着。入国してからバゲージクレームの手前に免税店がありました。初めての経験です。北欧は税金が高いので、入国する前にここで買えば安いという事のようです。私達もビールを買いました。1本当たり145円くらいです。

入国してATMで24,000円分キャッシングしました。列車の駅に向かい、直通電車のフライトゲットは高いのでNBS(ローカル線)の切符を買います。券売機の前に係員がいたので聞くと買い方を説明しながら操作をしてくれました。窓口で買うと手数料を取られて高くなります。カートごとエレベーターで4番ホームへ。ちょうど列車がいて係員が案内してくれて乗るとすぐに出発しました。

オスロステーションは「Oslo S」と表示されています。社内の電光掲示板はとても分かりやすい表示になっています。20分ほどで到着する予定です。ローカル線ですが、シートもよく、自動販売機でお菓子と飲み物を売っていました。外人の(ノルウェー人?)親子がお菓子を買おうとしますがカードがうまく反応しないようで係員さんに来てもらってようやく買えました。大喜びしている子供たちが可愛いです。

途中、車窓には牧草地が広がっていたり、黄色に紅葉した木々が続いていたり、とても景色が奇麗です。赤い壁に白い縁取りの可愛い建物がところどころにあります。

午後1時36分、オスロステーションに到着。ドアは自動でなくボタンを押して開けます。ホームに立つと周りのビルも面白いデザインで素敵です。ホームからスロープを上がると広いコンコースです。さらに進んで駅前広場に出て左手の階段を下りると大きなタイガーのモニュメントがあり、その横にウオッシュレット?の宣伝車がありました。道路にはバスと路面電車の停留所があり、渡ると正面にオスロのメインストリートのカール・ヨハン・ストリートが続いていました。メインストリートには入らずすぐに左へ。20メートルほど歩くともう今夜泊まる「コンフォート・エクスプレス・セントラルステーション」です。

街に出てみます。メインストリートは歩行者天国になっていてすごい人出です。両側に店が立ち並びとても賑やかです。まずは大聖堂に向かいました。入場は無料で16時までです。祭壇がとても立派で、ステンドグラスが奇麗です。振り返ると大きなパイプオルガンがありました。夜、コンサートがあるのでしょうか。用意がしてありました。

メインストリートに戻り、王宮方向に向かうと冬なのに花の植え込みがずっと並んでいてとてもきれいです。途中の左側に噴水の池があってモニュメントがいくつもあり花壇にもたくさん花が植えられていていい雰囲気でした。そこから左にそれて市庁舎に向かいました。中に入ると大きな広間があり、正面の壁いっぱいの大きな壁画がありました。右の側面の階段を上がると回廊になっていて、建設したときに世界各国から送られた品々が並んでいて、日本からの日本人形もありました。回廊の角部屋にムンクの部屋があり、中には入れませんが覗けるようになっています。奥の壁面に大きな絵が飾ってありました。1階も2階も海側の部屋から港が見渡せてとても景色が奇麗でした。

市庁舎を出て、メインストリートに戻り、ホテルに戻りました。最初出たときは寒くなかったのですが、日が暮れると寒くなってきたので暖かいダウンを着て食事と買い物に行きました。

午後4時15分、カール・ヨハン・ストリートの入り口にあるペッパー・ピザ」に入りました。まだ時間が早いのに混んでいます。しばらく待って2階に案内されました。ピザはミート系を注文。美味しかったです。

店を出て駅に向かって左手2つ目のビルの地下にあるスーパー「メニー」に行きました。入り口と出口が別になっています。結構広くて品ぞろえも多そうです。駅ナカのコンビニ「ジョーカー」に行って水とヨーグルトとナッツを買ってホテルに戻りました。疲れていたので夜中まで寝てしまいました。起きてヨーグルトを食べて、明日の用意をして、ロフォーテン諸島の天気を調べると雨!週間予報もずっと雨で大雨の日も…。シャワーを浴びて寝なおしました。

10月11日(日)

午前7時に起きて準備し、カール・ヨハン・ストリートのセブン・イレブでベーコンを巻いたソーセージを挟んだホットドックと、サラミのパニーニ(51クローネ)を買い部屋に戻り朝食にします。合計80クローネくらいでした。

午前8時45分、ホテルをチェックアウトして駅に向かいました。コンコースでチケットを購入。一人90クローネ。リレハンメル行の電車で11番ホームから出ます。結構人が多いです。25分くらいで空港駅に到着。

ノルウェージャン航空は機械でセルフ・チェックインです。予約表のバーコードを読み取らせて、荷物は2人で2個登録。ボーディングパスと荷物に付けるタグが出てきます。タグも自分でスーツケースに取り付けて、荷物を預けるカウンターへ。こちらもセルフで、計量台にスーツケースを載せてハンディータイプの読み取り機でタグのバーコードを読み取らせます。分からない時には係員がいるので聞けばいいです。

手荷物検査を通過して出発ゲートへ。ハシュタ・ナルビク空港行き、午前11時55分発DY362便です。ゲートでも自分でボーディングパスを機械に読み取らせて通過しました。徹底的に自動化しています。乗客はほとんどがノルウェー人のようです。飛行機の尾翼にはオリンピックのメダリストの顔の絵が描かれていました。

機内に入るとコックさんがいました。シートはレザー張りです。ノルウェージャン航空はLCCですが、足元もあまり狭くは感じませんでした。TVは天上から下がっていて6席に1台くらいです。トムとジェリーを放送していました。機内Wi-Fiは無料です。離着陸時はできませんが、上空では少し遅いですが繋がりました。飲物は有料ですが販売していました。

ロフォーテン諸島が近づくと雲の切れ間から雪をかぶった山々と海が見えてとても綺麗でした。着陸時、隣の男の子が耳が痛くなると男性のキャビンアテンダントの人が、紙コップを2個持ってきて耳に当てたり鼻のスプレーをしたりと親切に世話をしていました。

空港が近づくと黄色く紅葉した森に日が差してとても綺麗です。

定刻より少し早く午後1時半前ハシュタ・ナルビク空港に到着。到着と出発のエリアが一緒になっていて、出発待ちの人たちが座っているテーブルの横を通ってバゲージクレームに向かいました。バゲージクレームの目の前にハーツレンタカーの受付があり、スーツケースが出て来るまでにレンタカーの手続きを済ませることができました。ロフォーテン諸島の地図があるか聞くと空港を中心として地図の載った冊子と、ロフォーテン諸島の地図のコピーをくれました。これが結構役に立ちました。とはいっても日本でグーグルアースをプリントアウトした地図を5枚つなぎ合わせジャバラ折りし、マーカーでラインを引いたものが基本です。

スーツケースが出てきて駐車場に向かいました。空港の外に出て右に向かい横断歩道を渡るとレンタカーが並んでいました。車は黒のコルサです。スーツケース(中サイズ)は立てると2個トランクに入りました。日本から持って来たカーナビとドライブレコーダをセットして午後2時、スボルバーに向けて出発です。165キロの道のりです。E10を北上します。E10号線はロフォーテン諸島の西端オーまで続いています。

一般道は時速90キロ、町なかは60キロです。路肩が狭くてセンターラインの無い所が多いです。特にセンターラインの無いトンネルが怖いです。紅葉が少し残っていてきれいです。山に雪が残っている所もありました。景色は素晴らしいのですが雨が降っていて写真にすると暗くなってしまいます。

空港から18キロほど北上するとヒン島に渡る海峡にかかる橋が見えました。大きな船が通れるように中央がとても高くなっていました。橋の真ん中に島があり、景色が奇麗です。しばらく海岸沿いに進みます。50キロほど進むとE10号線は内陸に入ってしばらく進むと左手に湖があり、小島が浮かんでいて日本庭園かと思うくらい綺麗でした。


途中6キロもあるトンネルがありました。海峡にかかる橋を渡り、海底トンネルで海峡をくぐったりしてアウストヴォーグ島に入りました。

スボルバーの15キロほど手前にビューポイントがあり、岬の先端に建っているsildpolles教会がきれいに見えるはずですが…。午後4時40分頃到着。あまりの寒さと強い雨で、展望台に上がる気力がなくて低い位置から教会を写真に収めました。やはり天気が悪いといい写真は撮れません。

さらに南下し、スボルバーの街に着きました。町の南にある橋を渡って島に入りすぐに右折。午後5時過ぎ、今日の宿の「スベンノイ・ロルブー」のフロントの建物に到着。しかし張り紙にもうクローズとあり、隣のレストランに行くように書いてありました。同じ建物のレストランに行って見ました。奥に人がいたので声をかけると受付してくれました。

今日は移動で疲れたので日本から持ってきたご飯とレトルトの親子丼、中華丼、シジミわかめスープで晩御飯にしました。

10月12日(月)

朝は起きて、ちょっとのんびり。午前9時にスーパーに行きました。島から橋を渡って町の中心へ。「REMA1000」というまあまあ大きなスーパーです。たらこペースト、パン、イチゴ、水、ヨーグルト、サバ缶、タラの身とタラコのパテの缶、瓶入りのインスタントコーヒーなどを買ってホテルに戻りました。

パンにたらこペーストをつけて食べてみました。塩辛いですが結構おいしいです。タラの身とタラコの缶詰めは絶品です!お土産に買うことにしました。

入った時と同じように食器やシンクを綺麗に片づけてフロントの建物へ。鍵を返して出発。今日も雨です。

車のパネル表示にタイヤの空気圧の警告が出ていたのでスボルバーのハーツのレンタカーオフィスを探して行って見ました。係の人に見て貰いましたが、結局ガソリンスタンドで空気を入れてみてくださいとのこと。ガソリンスタンドは次にして、スボルバーのインフォメーションを探します。港の前のトゥーンホテルの建物の1階にありました。トロルフィヨルドへのツアークルーズのことを聞くと明日は出航するがもう満席で明後日は風が強いので出航しないかもしれないとのこと。また出直すことにしました。

シェルのガソリンスタンドに行きましたが、修理の係員がいません。自分で空気を入れてみますがよくわからず不安なので向かいのSTATOILというガソリンスタンドへ。ここには修理の係員がいて空気圧を2.2にすればいいとのこと。こちらの機械は先に希望の数字を入力。2.2になるとピーピーというので安心です。4本とも入れ直しました。

10号線を西にしばらく進むと左手にカヴェルヴォーグの街があったので寄ってみましたが、どこが見どころか調査不足でよくわからず、またE10号に復帰。さらに進んでベストボーゲン島に入りしばらく進むとカメラマーク(名所マーク)があったので車を止めて見るとちょっと遠いですが池に沢山の白鳥がいました。池で泳ぐもの、草地に座って首を曲げて顔を隠して寝ているものなどさまざまでした。


ボルグの街の少し手前の高台に展望台があったので行って見ました。日が差してとても綺麗です。お手洗いは使用できません。冬場だからでしょうか。とにかく風が寒いです。


午後2時半、ボルグでバイキング博物館に行って見ました。E10号線沿いの左手に駐車場があり、高台に建物がありました。冬だからなのか時間が遅かったのか閉まっていました。あきらめきれず奥の方に行くと船をひっくり返したような横長の大きな建物がありました。側面の壁には草がびっしりと生えています。更に奥の方にはバイキング船があるとの表示だったので行って見ましたが、車では行けず断念。たぶん季節外れなので運行はしていないでしょうし。

午後3時前、レクネスに着いてスーパーに入りました。「Lofotsenteret」という大きなショッピングセンターで、品ぞろえもよくたぶんロフォーテンで一番なのではと思いました。スーパーのコープが入っていて、入り口でカートを見て「コインが要るね」と言っていると従業員の人がキーホルダー付きのコインをくれました。コープも結構広いです。晩ご飯の食材に生ダラ(実は塩ダラでした)と卵、粉末のロフォーテンスープの素などを買いました。


再出発しフラックスタット島に入ると海沿いに鱈を干す棚があちこちにありました。綺麗なビーチのような砂浜の海岸もありました。モスケネス島に入ると山並みもだんだん急峻になり、すばらしい景色になってきました。雨なのが残念ですが午後4時45分頃、E10号からレイネの街が見えてきました。切り立った山々が続く海岸沿いに赤いロルブーが並んでいます。E10号からレイネの半島に逸れる道の手前と左折してからと2か所展望台があります。雨は止んでいましたが、雲が垂れ込めていて山々の奥の方が見えず残念でした。それでも今回の旅のハイライトなので三脚を立てて記念写真を撮りました。雨がぱらついてきたので車に戻り、今日の宿、「メイブア」を探します。

カーナビの案内通りに行きましたが「メイブア」がありません。コンビニのようなお店があったので聞くと「メイブア」の場所を描いた手書きの地図をくれました。地図に従っていくと海沿いに赤い壁で白い縁の建物がポツンとありました。海の向こうには切り立った山がそびえていてとても素敵なロケーションです。

玄関のドアに鍵が差してあります。
荷物を運び入れて玄関のドアを一度閉めると開かなくなってしまいました。リビングルームのドアからデッキに出て玄関に回り込み、カギを指しても開きません。連絡するにも電話番号もなく、困ってメールで状況を書いて送信するとすぐに明るい女性のオーナーが来てくれました。オーナーの家はすぐそばにありました。だからカギをつけっぱなしでも大丈夫だったのですね。建てつけが悪かったようでシリコンスプレーをして滑りをよくしてくれました。

ついでに支払いもします。カードリーダーとアイフォンで認証する様ですがなかなか繋がらなくて時間がかかりました。無事決済できました。「今夜は天気が悪くてオーロラが見れませんね」と話をすると、オーナーが撮ったオーロラの写真を見せてくださいました。レイネの定番、山の上から撮った夜景で素晴らしいオーロラが写った写真です。その場で私たちのパソコンのアドレスに転送してくださいました。明日のチェックアウトもカギをドアに刺したままでいいですとのことでした。

晩ご飯はレクネスのコープで買ったタラを、機内食のバターとロルブーにあったサラダ油とバジルミックスでムニエルにしました。ブロッコリーを茹で、目玉焼きを焼いて添え、ベルゲン風スープの素にミルクを入れて煮込み、今朝のイチゴの残りとパンを添えました。美味しそうにできたので喜んで食べたら鱈が塩辛い!生ダラでなく塩ダラでした。少なめに食べて明日に残すことにします。

雨脚が激しくなってきました。シャワーを浴びて休みます。

10月13日(火)

朝食は昨日残したタラをご飯に乗せ、ボイルしたソーセージとゆで卵と食べました。塩辛いタラがちょうどご飯に合いました。
外を見ると少し青空が見えて回復傾向のようです。荷造りをして部屋の片づけをして午前10時20分出発。また昨日行ったレイネの展望台で写真を撮りました。昨日より山並も見えてよかったです。

最西端のÁ(オー)に向かって出発します。レイネを見下ろす山への登山口には車が一台もいません。たぶん今日はぬかるんで歩きにくいと思います。

E10号沿いの山々は広葉樹が色付いていて綺麗です。雨のせいか滝もたくさん流れていました。トンネルを抜けるとE10の終点で広い駐車場になっています。このオーの駐車場の奥に歩道が続いているので行って見ました。しばらく歩くと道がなくなり、岩の上に歩いて最西端まで行きました。足場が悪く少しぬかるんでいました。端まで行くと風が強く、白波が岩に当たって砕けています。海の方から雨雲が近づいて来たので車に戻りました。駐車場の入り口にお土産店がありましたが閉まっていました。お手洗いは使えたので助かりました。お土産店の横の坂道の先にはタラの博物館があるようです。

E10で戻ります。Á(オー)からの帰り、もう一度レイネの展望台によって見ました。時折日が差してきて虹も出ていました。

モスケネス島からフラッグスタド島に入り、北上して海岸沿いを走り、大きな入り江の奥でE10からFV807号に右折。内陸に入って行きました。しばらく行くと大きな湖があり、更に進むと島の反対側の入り江が見えてきました。ヌースフィヨルドです。入り江に沿って進んでいくと小さな町があって行き止まりになりました。12時40分、到着。静かな入り江で海の水が黒いです。来た道の方に振り向くと両側から山が迫った入り江の海上に赤い壁のロルブーが建っていて、こじんまりしていますがとても素敵な景色です。毛のフサフサの猫がいました。ノルウェージャン・フォレスト・キャットでしょうか。こちらを見てからゆっくり歩いていきました。

来た道を戻ってまたE10号に復帰。途中、羊が放牧されていてのどかな雰囲気でした。ベストヴォーゴイ島に入り、レクネスの手前で右折し、南下してバルスタッドに向かいます。木造教会があるとガイドにあったので探しながら港に向かいました。とてもきれいな港町で、ちょうど青空が広がり虹も出てすてきです。レクネスに戻る途中、木造教会を見つけました。看板には「Buksnes kirke」となっていて、赤い壁に白い縁取りの3階建ての可愛い教会です。人気がなくひっそりとしていました。

レクネスに向かい、ガソリンスタンドで給油しようとエッソに入りましたが、VISAカードが使えずまたSTATOILというスタンドへ。こちらはカードが使えるので給油しました。(14時10分)28.2L入れて422Krです。

前回も入ったレクネスのショッピングセンターに入りました。コープで今夜の食材を買って今夜の宿のあるヘニングスバーに向います。アウストヴォーグ島に入りE10から逸れて海岸沿いの道に入ると道が狭くなりました。大型の車とすれ違うときは「M」のマークの待避所ですれ違えるようになっています。とても景色がいい海岸線で、だんだん青空も広がってきて日差しが当たって景色が綺麗です。島に入る橋に信号がありました。午後5時に「ヘニングスバー・ロルブー」に到着。

オーナーのご夫婦がちょうど外で作業をしておられて、すぐにレセプションに連れて行ってくれました。
外に出て海側に行くとカモメが沢山いて、向かいの島はカモメだらけでした。

夕食は、日本から持ってきたレトルトの牛丼、ブロッコリー、ベルゲン風スープ、サバのトマト煮の缶詰です。結構おいしいです。

食後、ちょっとオーロラの時間には早いかもと思いながら午後7時半ごろ外に出て見ると南の空に薄っすらとオーロラが出ています!急いでカメラとビデオと三脚を持って出ます。周りに障害物が少ない方がいいと、車で見晴らしのいいところを探して海岸沿いで撮影します。だんだん光が強くなってきて空の端から端まで180度広がったり、ゆったりとカーテンのように揺らめいたり、ぐちゃぐちゃになったりさまざまに形が変わります。一眼レフのカメラは設定が悪いのかあまりはっきり写りません。ビデオカメラもダメです。コンパクトデジカメの夜景モードの方がうまく撮れました。風もなく薄手のダウンで大丈夫なくらい、あまり寒く無くて助かりました。午後8時頃、見えなくなったのでいったんロルブーに戻り、コーヒーを飲みました。

今度は寒くなってきたので温かい恰好をしてなるべく暗い所を探し、港の先端に行って待ちました。午後10時半まで頑張って待ちましたが結局出なくて諦めてロルブーに戻りました。それでも諦め切れず、時々窓の外を眺めていると、午後11時頃、薄く霞のようなものが見えてきたので外に出て見ると、またオーロラが出ていました!!見る見るうちに空中に広がり、3本のカーテンがユラユラ綺麗に揺らめいて、端っこがピンク色になっている所もあります。さっきよりもずっとハッキリとしていて「凄い!!」という言葉しか出ません。あっという間だったのでカメラの用意が間に合わず写真は撮れませんでしたが、結婚30周年の晩に最高のオーロラが見られて大満足でした。

10月14日(水)

午前6時半起床。小雨が降っています。
朝食はパンにハムを挟んだものと、緑の野菜のスムージージュース、サーモン缶詰、牛乳です。さすが、サーモン缶詰は特産なので美味しいです。

荷造りをしてベッドのシーツを外して元通りにし、台所も片付け、ゴミも指定の外のボックスにもっていきます。外にちょうどオーナーがおられたので、カギはどうしたらいいか聞くとドアに付けたままでいいとのこと。夕べオーロラが見れてことを話しして、お礼を言って午前9時7分出発。

島を出て橋を渡り、本線から逸れて右の島に行って見ました。高台に登ってみると泊まっていたロルブーや、オーロラを見ようと待っていた場所がよく見えました。風がすごく強いです。

本の道に戻り、海岸線を北上してE10号線に戻り、スボルバーに向かいます。途中、カヴェルボーグのE10号沿いにも木造教会がありました。黄色い壁に木の縁取りの立派な教会です。

スボルバーに着いてインフォメーションに行きましたが、風が強いのでやはりトロルフィヨルド行きの船は出ません。

チェックインまで時間があるのでカヴェルボーグの水族館に行って見ました。街の西のはずれにありました。駐車場に車を止め、水族館の左側に展望台があったので行って見ました。風が強くて飛ばされそうでしたが、入江の景色がとても綺麗でした。下に降りて水族館に入ってみます。入場料は一人1,500円くらいです。人が少なく閑散としていて私たちのほかには親子が一組いただけでした。タラや、タラバガニ、ヒトデ、カレイ、サーモンなどいます。外の水槽にアザラシが見えたので行って見ました。5,6頭のアザラシが泳いでいます。しばらく見ていると係の人が餌やりタイムにしてくれました。バケツ一杯の餌を全部もらって美味しそうに平らげていました。

次は隣にいるカワウソに餌やりです。こちらもかわいいです!おねだりをして係の人の膝に手を掛けて、頭をなでなでしてもらっていました。

水族館は1階と2階に水槽があり、3階は模型などのある展示室で、1階にはレストランもありましたが営業していないようでした。レストランの外には広いデッキがありますが、寒すぎてすぐに中に戻りました。

スボルバーに戻り、スーパー、Kiwiに行って買い物をしました。丸いタラとタラコの缶やロフォーテンスープが安かったのでお土産用に沢山買いました。地元の人には鯖のフィレの缶詰が人気のようで、見ている間に何人もの人が買っていきました。

次にコープの入っているショッピングセンターに行き、中のカフェでお昼ご飯にしました。サーモンのオープンサンドとエビのオープンサンド、コーヒーを買って窓際の席へ。どちらも美味しいです。途中で店員さんが「味?」と片言の日本語で聞いてきました。たぶん「おいしいですか?」と聞きたかったのでしょう。

食後コープで買い物をしました。今度は生のサーモンをコープ内の魚屋さんで買いました。1kg当たり126クローネで日本円にすると100g当たり189円くらいです。冷凍のミックス野菜も買ってみました。

今日の宿は2度目のスべンノイ・ロルブーです。

夕食でいざ調理しようと思ったのですが、油がなく、バターも残り少ないのでムニエルができません。スーパーのキウイへ買いに行きましたが油は大きいボトルしかなかったので、普通サイズのマーガリンを買ってきて鮭のムニエルを作りました。冷凍ミックス野菜もマーガリンで炒めます。日本から持ってきたシジミスープを付けました。サーモンのムニエルはさすが本場、美味しかったです。水のペットボトルをヘニングスバーのロルブーの冷蔵庫の中に置いてきてしまった事にやっと気が付きました。仕方なく水道水をティファールで沸かしてスープを作り、それを冷ましてから薬を飲みました。

一旦雨が止んだように思いましたが、また雨風が強くなってきました。

10月15日(木)

午前7時起床。風雨がとてもきついです。たぶん今日もトロルフィヨルドは無理そうです。
朝食はカップ蕎麦、パンにタラコチューブとマーガリンを塗ったもの、冷凍野菜をボイルしてバジルソルトをかけたもの、サバ缶のフィレの方を食べました。サバフィレ缶は安いのに美味しいです。午前10時半、部屋を綺麗に片づけて、レセプションへ行ってチェック・アウト。また今日も港のインフォメーションに行って見ます。やはりトロルフィヨルドツアーは今日も強風で出航しないとのこと。パンフレットを貰ったり、絵葉書を買ったりしました。

隣にギャラリーがあるとのことなので行って見ました。入り口にはガラス工芸品がいろいろおいてあります。北欧らしくとてもセンスがいいです。奥に無料のギャラリーがあり3D眼鏡をかけて見る本がありました。ほんと、立体的に見えます。3D映像ルームもあり、ビデオ上映していました。なんてことの無い工場の映像ですが、不思議な感じで面白かったです。アーティストの販売している絵も見せてくれました。5万円くらいのものが多いです。

スーパーのKiwiに行ってお昼ご飯を調達します。他のお客さんがサラダバーでパックに入れていたので、気になって定員さんに聞くと1kg148クローネで、野菜も肉もサーモンもエビも卵もハムもみんな同じ値段とのこと!大き目のパックに詰めてドレッシングをかけて蓋をします。レジで計ってくれて、98クローネ。水も7クローネと安いので買いました。

トロルフィヨルドの見える対岸のポイントへ車で出発。途中、行で見た教会の見える高台に行こうと思いましたが、雲が垂れ込めていて前よりももっと景色が悪いのであきらめて通過。海底トンネルや橋を渡ってE10号線からFU868号線に逸れて海岸沿いに南下しました。狭い道ですが景色が奇麗です。20分ほど走るとトロルフィヨルドの入り口が見えるポイントに着きました。さっきインフォで買った絵葉書の写真と見比べて確認。雨が降っていて雲も低く残念な景色です。仕方がないので車内でランチタイムにします。昨日の残りのパンとさっき買ったサラダ。美味しい!!これはお買い得でした。

しばらく待ってみましたが、回復する見込みもなさそうなので、空港に向かって出発します。途中6.41キロもある長いトンネルがありました。日本庭園のような湖の中の小島もありました。海峡の高い橋を渡るとあとは一本道で空港です。

午後4時52分、STATOILでガソリンを入れました。21.47L。空港に到着してレンタカーを返し荷物をカートに乗せますが、カートは有料。でもコープでもらったキーホルダーのコインが使えました。レンタカーの走行距離は743キロでした。

空港内は閑散としています。空港内はWIFIがフリーで助かりました。出発2時間前になったのでチェック・イン。LCCなので行きと同様セルフチェック・インでスーツケースを預けるのもセルフです。重さが16キロと18キロでどちらも範囲内です。やはり次の旅行では携帯型の秤が欲しいです。

手荷物検査で、カーナビとドラレコの入ったバックがひっかかり再検査になりました。今まで持ち歩いていましたが初めてでした。

待合室にはテーブル席もあるのでパソコンなど作業がしやすいです。フライト時間が20:05から20:45に変更になりました。結局50分遅れで出発しました。雨だったのでうっかりしていましたが、飛び立つと同時に空を見るとオーロラが出ています!!少し薄いですが東から上空に伸びています。飛行機と同じ高さに出ているような感じです。南下していくのでだんだん後ろに消えていきました。

オスロに近づくとすごい霧で街の明かりが霞んでいました。上から見ると霧の下にボーっと街灯りが霞んで見えてとても不思議な景色でした。到着も1時間ほど遅れました。

オスロはとても寒いです。ロフォーテンの方が暖かかったです。今回もNBS(ローカル線)でオスロ中央駅に向かいます。今回もホテルはコンフォートホテル・エクスプレス・セントラルステーションです。駅のコンビニ、ジョーカーで買ったピタパンと牛乳で晩ご飯にしました。

10月16日(金)


朝食はセブン・イレブンへ買いに行きました。前回美味しかったパニーニとコーヒーをホテルに持って帰って食べました。駅前のルーター(観光案内所)に行ってオスロパスの48時間券を買いました。940クローネ(15,000円)、一人7,500円くらいです。

駅前から30番のバスに乗り、港に向かいました。天気が良くて景色が奇麗です。次にアーケシュフース城に向かいました。とても紅葉がきれいです。高台なので、見下ろすと港の景色も奇麗です。お城の前に衛兵さんがいたので一緒に写真を撮らせてもらいました。   

今日は中には入れないそうです。入れる日もあるようですが。乗馬をしている人もいました。城壁に真っ赤な蔦が絡んでいてとても素敵です。砲台もありました。城の門をくぐり、北西の広場に行くとグース(雁)がたくさんいました。ノンビリ餌をついばんでいます。城をほぼ一周して陸橋を渡って城の西に行くと、電気自動車の充電スタンドがズラリと並んでいてたくさんの車が充電されていました。

一眼レフの充電が少ないのに気がついて、いったんホテルに戻ることにしました。途中、美味しそうなケーキ屋さんがありました。でも高そうです。ホテルに戻って予備のバッテリーと交換して再出発。中央駅前から地下鉄に乗り、2駅目のnationaltheatretで降りて港に向かい、ノーベル平和賞センターに行きました。

オスロパスで入場できます。チケットとコインを貰ってコインロッカーに荷物を預けて入場。先に2階に上がりました。2階は暗い室内に青い灯りの点いた管がたくさん立並んでいて、そこにオバマ大統領、アウンサン・スーチーさん、ダライ・ラマ14世、去年の受賞者のマララさんなど平和賞受賞者の写真が展示されていました。マララさんのコーナーもあり、襲撃されたときの血だらけの衣装も飾ってありました。

1階は戦争関係の展示で、戦争の訓練施設や、軍隊のこと、戦争で亡くなった人たちの写真や映像など結構衝撃的な内容で、戦争の悲惨さを痛感しました。荷物をロッカーから出して、ショップでノーベルチョコをお土産に買いました。一缶10個入りで20クローネでした。バラ売りもあります。

次にオスロ国立美術館に行きました。建物の前にはバラが咲いていて綺麗でした。こちらもオスロパスで入場できます。コインを貰って荷物をロッカーに入れて中央の階段を上って2階の展示場に入ります。ムンク以外にもピカソ、セザンヌ、ミロなどたくさんの有名な画家の作品があり、見ごたえがありました。中央あたりにムンクの部屋があり、ムンクの作品が集められていました。「叫び」は奥の真ん中に飾ってありました。あまり混んでいなかったのでゆっくり鑑賞できました。

次に王宮に向かいました。午後1時半から衛兵の交代式があるので、間に合うように行きました。あまり派手な交代式でなく粛々と行進してきて、新旧各15人くらいが向かい合って交代式を行っていました。

次にビグドイ地区へ向かいます。王宮からフェリー乗り場前のバス停まで歩きましたが、途中の公園の並木の紅葉がとても綺麗でした。夏場はフェリーでビグドイ地区まで行けますが、この時期はバスで行かなくてはいけません。

30番のバスに乗り、ノルウェー民俗博物館前で降りてチケット売り場へ。ここもオスロパスで無料です。チケットを貰って入り口のゲートを通り園内に入りました。敷地が広く閉館(午後3時)まで時間もあまりないので全部は回れません。右手に歩き木造のスターヴ教会を目指します。途中、屋根に草の生えた建物がありました。広葉樹が黄色くきれいに紅葉していてベストシーズンです。野外劇場もありました。さらに進んで坂道を上るとスターヴ教会がありました。アナ雪のモデルにもなった中世の教会でとても雰囲気がいい建物です。焦げ茶色の木造の教会で釘を一本も使ってないそうです。ノルウェーのゴル市に1200年代に建てられたそうで取り壊し計画が持ち上がった時にオスロに移築したそうです。中もすべて木造で12使徒の絵が描かれていました。建物の外側の回廊はぐるりと1週できます。シャチホコでは無いですが屋根の端には龍のような形の木造の飾りがついていました。近くには校倉造のような建物もありました。
入り口近くに戻ります。近くの建物には真っ赤な蔦が絡んでいて秋真っ盛りという感じで素敵でした。

次は博物館の直ぐ前にあるバス停でバスに乗りバイキング博物館に行きました。シンプルな白い建物です。こちらもオスロパスで入場できます。中に入るとすぐに目に入るのが一番大きい「オーセベルグ号」で船首の曲線がとても素敵です。820年頃に造られたそうで、こんなシンプルな船で大海原に出て行ったのかと感心しました。他に2隻展示されていて、建物には中二階のようなところがあって、上から船を見ることができます。船とともに出土したものも展示されていて、何に使ったかわからないそうですが竜頭柱というものも面白い形をしていました。

またバスに乗り、フラム号博物館に行きました。こちらもオスロパスで入場です。中に入ると大きなフラム号の船首が目に飛び込みます。402トン、高さ39mあるそうです。ノルウェーのナンセンが北極海を探査するために造った船で、北極海がシベリアからグリーンランドに向かって海流が流れているのを証明しようと1893年から3年間かけて北極海を漂流させて無事帰還したそうです。1910年からのアムンセンの南極探検にも使われたそうです。

大きなフラム号がすっぽり入る大きな建物で側面は3階建てになっていてエレベーターもありました。回廊の側面には沢山の展示物がありました。どれもパネル操作で日本語の解説を見ることができ、100年以上前にこんな進んだ技術があったのかと驚かされました。  

回廊から船の甲板に上がりました。とても広くてマストも立派で舵にも触れました。船室にも入ってみました。船員の個室や娯楽室、エンジンルームや貨物室など結構見どころがあって面白いです。娯楽室にはビリヤード台やピアノ、蓄音機などあって、長い間氷に閉ざされていても快適に過ごせる様になっていたようです。

外に出て海沿いに行くと探検隊の銅像があり、海岸からオスロの港やアーケシュフース城が見えとてもきれいな景色でした。

次にコンチキ号博物館に行きました。こちらもオスロパスで入場。民俗学者のトール・ハイエルダールという人の探検について展示されていて、南アメリカからポリネシアに文化が伝えられたことを証明しようと船を作って航海したそうです。コンチキ号はバルサ材で作られた筏(いかだ)で1947年、ペルーからポリネシアに航海し、映画になってアカデミー賞を受賞したそうです。こんな船でよくぞたどり着いたものと感心します。歩き疲れていましたがコンチキ号の前に段々の席があったので休めて助かりました。もう一隻のラー号はパピルスで作られていて、大西洋横断をしたそうです。こちらは日の丸のような帆が張ってありました。こちらの方が船らしくてかっこいいです。お土産コーナーにもラー号のミニチュアはありましたがコンチキ号は様にならないようで置いてありませんでした。

コンチキ号博物館前から30番のバスに乗ってオスロ中央駅まで行き、地下鉄に乗り換えてストーティンゲ駅で降りて国会議事堂の前を通り、午後5時半、「カフェ・クリスチャニア」に行きました。

内装はレトロで、古い看板やマネキンなどあって不思議な感じです。テーブルにろうそくを置いてくれていい雰囲気です。注文したのは「クラブスープ」と「フィッシュ&シェルスープ」、メインに「ビーフタータ」と「コンフィダック」です。スープはどちらも美味しかったですが、クラブスープは濃厚でコクがあって絶品でした!料理が来て分かったのですがタータはタルタルの事で、牛のひき肉に刻んだピクルスやケーパーなどの薬味と卵黄が添えてあって混ぜて食べます。添えてあったフライドポテトは少し塩辛いですが美味しかったです。コンフィダックはグリルしたダックでソースは少し甘めでしたがとても美味しかったです。レッドオニオンとジャガイモが添えてありました。どれも美味しかったですが物価が高いので2人で660クローネ。チップ込みで700クローネをカード払いしました。

帰りはトラムに乗って中央駅前まで行き、ホテルに戻って1階のロビーでコーヒーを飲んでから部屋に戻りました。

10月17日(土)


午前7時起床。8時半過ぎにチェックアウト。荷物を預かってもらって街に出ます。寒い!息が白くなります。気温は0度くらいのようです。
まずはヴィーゲラン公園に向かいます。ノルウェーの有名な彫刻家のグスタフ・ヴィーゲランの作品が沢山ある所です。オスロ駅から地下鉄でMajorstuen駅に行きトラム12番に乗って午前9時、Vigelandsparken駅で下車。目の前が公園の正面で立派な門を通って園内に入りました。この門もビーゲランの作です。真っすぐに通りが続いていて黄色く紅葉した並木がとても素敵です。ノルディックスキーの夏バージョン?のローラースキーを履いてトレーニングをしている人やジョギングしている人、犬の散歩をしている人など、市民の憩いの場という感じです。

寒いので一面に霜が下りています。しばらく進むと池に架かった橋があり、両側にたくさんの彫刻が並んでいました。親子の像やカップルの像がいろんなポーズで立っています。日陰の像はまだ霜で真っ白、日向の像は霜が解けて水にぬれて光っていました。橋の真ん中の左手にちょっと柱に隠れるように一番人気のある「おこりんぼう」の像がありました。本当に小さくて知らないと見落としそうです。怒っていますがかわいいです。

さらに進むとバラ園がありましたが、霜が降りていて枯れそうになっていました。その先には大きな噴水があり、屈強な男性たちの像が岩を支えています。水量が多くて迫力がありました。さらに段々を登っていくと一番奥に14メートルの塔、モノリッテンがありました。121人の裸体像が彫られた塔で迫力があります。その周りの段にもいろんな像がありました。振り返ると朝日が眩しく神々しい景色でした。

ヴィーゲラン公園を横切ってビーゲラン美術館へ向かいました。しかし冬場派の成果開館時間が遅く、今は入場できませんでした。

午前10時5分、Vigelandsparken駅に戻り、トラムに乗って地下鉄に乗り継ぎましたが、レストランが開くまで結構時間があるのでオペラハウスを見に行くことにしました。オスロ中央駅で降りたときに出口を間違ってしまったようで駅の反対側に出てしまいました。にぎやかな市場があって店先にはたくさん野菜がありどれも安そうです。通りかかった男性にオペラハウスへの道を聞くと親切な人で結構長い距離を一緒に歩いて案内してくれました。お礼を言って別れ、教えてもらった道を進み、中央駅の陸橋を渡ると駅のホームの全景が見えました。陸橋からも階段があってホームに降りられそうです。線路の向こうにはモダンなデザインのビルが何棟も建っていました。橋を渡るとこれも面白い坂道になっていて下りきると海岸沿いに出ました。この近辺は開発されたばかりのエリアでしょうか。路線図に載っていないバス停もありました。やっと海側にオペラハウスが見えました。けっこう人が登っています。歩き疲れたので登らず下から写真だけ撮りました。

オスロ駅から地下鉄に乗りStortinget駅で降りました。午前11時過ぎにカールヨハンス通りから一本通りを逸れた所にある「カフェ・ストォーヴァ」に入りました。オープンしたばかりの時間なので空いています。レジのショーケースの中から好きなものを選んで注文します。ミートボールが名物のようなのですが、残念ながら12時からとのこと。エビのオープンサンド(99クローネ)とサーモンのオープンサンド(99クローネ)、チョコレートケーキ(52クローネ)、コーヒー(28クローネ)2杯を注文しました。オスロパスで20%引きになり合計245クローネです。カード払いしました。

コーヒーはセルフサービスです。エビもサーモンもとても美味しかったのですが、ケーキは甘すぎました。店内は広くてゆったりしています。お手洗いが地下にあり、地下にも席があっていい雰囲気です。食べ終わる頃にはミートボールも準備できて来たようですがもうお腹一杯で食べられません。ミートボールといってもミニハンバーグくらい大きいです。店を出るころには結構お客さんが増えてきました。

またStortinget駅に戻り地下鉄に乗ってToyen駅で下車。ムンク美術館に向かいます。

美術館の最寄りのトイエン駅の構内に案内表示があり分かりやすいです。駅を出て右の小道を進み公園を通っていきます。紅葉した木々の木漏れ日がきれいで、滑り台やシーソーなどの遊具があって親子連れが遊んでいました。しばらく行くと左手にムンク美術館の入り口がありました。12時18分到着。

こちらもオスロパスで無料です。ゲート前の左手にはショップとカフェがありました。入場してすぐ右手の地下に進むとフィルム上映室があり、ムンクの生涯など上映されていましたが結構長くて眠くなってしまい途中で出ました。戻って正面に進むとまたゲートがありました。入って右手に進み順に見ていきました。「叫び」に似たアングルで何人もの人物が描かれているものがありました。国立美術館に在るのと同じ絵も何点かありました。彫刻家のビーゲランの作品もたくさんありムンクの絵とテーマの近いものを同じ部屋に集めて展示してありました。今月の11日までピカソとのコラボ展があったらしいのですが、その後はビーゲランとのコラボ展のようです。

最後の部屋まで行っても「叫び」がないので、そういえばトリップアドバイザーに「入ってすぐの部屋にある」との投稿があったのを思い出し入り口近くまで行くと、左に一つ部屋があって見落としていました。期待して入りましたが「叫び」はありません。警備員に聞くと、「今は香港に行っているので国立美術館の作品を見に行ってください」とのこと。残念ですがたくさんのムンクの作品が見られたので良しとしましょう。

出口は2段階にあり厳重になっていました。盗難にあったことがあるせいでしょうか。出口を出てショップを見に行きましたが、やはりどれも高いです。

建物を出ると額縁がありそこに入って記念写真が撮れるようになっていました。午後1時半、また公園を通ってトイエン駅に向かいました。ちょっと疲れたのでカフェを探しに駅前広場に行きました。スーパーやパン屋さん、レストランも何件かありましたが、駅を出てすぐの「nord」というカフェに入りました。コーヒーはレギュラーサイズで25クローネです。満席かと思いましたが奥にも部屋があって、人も少なくテーブルも広くてゆっくりくつろげました。Wi-Fiがフリーで何もしなくても繋がりました。日本の友達からのラインもサクサク繋がり送られてきたPDFもすぐに開けて快適でした。

午後2時半、カフェを出て地下鉄でオスロ中央駅に戻りました。降りて中央駅前に行くと何の集会か分かりませんがすごい人並みで、かき分けるようにして進みました。カールヨハンス通りにはブラスバンドの楽隊が整列して演奏していました。その後ろに人々が並び始めてこれから行進?が始まるようです。

午後3時、ホテルに戻って預かってもらっていたスーツケースを受け取り駅に戻りました。さっきよりすごい人で駅前が埋め尽くされていて大回りして駅舎に入りました。電車のチケットを購入してホームに行くと15:24発の列車に間に合いました。乗り込むとすぐに出発。空いています。

午後3時49分空港駅に到着。暑いのでダウンコートなど着ない衣類をスーツケースに入れてからターキッシュエアラインのカウンターでチェックイン。手荷物検査を通ると免税店があったのでお土産を買い足しました。チョコは案の定空港のほうが安いです。ロフォーテンの景色の丸缶やサバ缶はロフォーテンのほうが安かったのでほっとしました。買物を終ってから出国審査。普通は出国審査の後に免税店があるのにここは逆でした。ゲートに向かいしばらくして搭乗開始。ボーディングブリッジでの搭乗です。ちょうど日が沈んだところで夕焼けがとてもきれいです。

午後6時15分発TK3413便で出発。しばらくするとトルコならではのロクムが出てきました。美味しいです。食事はチキンかパスタだったので二人ともチキンにしました。胸肉のグリルで美味しいです。デザートも美味しいですが甘すぎました。ビールはカールスバーグを飲みました。

イスタンブールに到着。乗り継ぎの手荷物検査を通り免税店でロクムを買いました。ラウンジに行きましたが、あまり時間がなくて飲み物を一杯飲んですぐにゲートに向かいました。バスに乗って飛行機に向かい搭乗。またロクムが出て、アメニティーも貰えました。食事はビーフのラップかピラフで煮込んだ野菜がついていました。ワインはトルコのワインです。ボトルで出してくれました。美味しかったです。

映画はオンデマンドでだいたい日本語吹き替えがありましたが、あまり新しいものはありませんでした。

10月18日(日) 午後5時55分、無事関空に到着しました

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