7月21日(土) ナミビア-ナミブ砂漠 フランクフルトからヨハネスブルクは満席とのこと。荷物は初めヨハネスブルクまでと言われましたが、「ウイントフックまで行きませんか」と聞くと、行くように手続してくれました。 7月22日(日) 星空は天の川がまるで雲でもかかったように星が密集して見えます。オリオン座もはっきり見え、大阪では見えない星が沢山見えました。 7月23日(月) 早すぎるので一旦4時25分「デザート・キャンプ」に戻って休憩してナミビア時間の5時10分頃に再出発。ゲートにはまだ車が並んでいなかったのでガソリンスタンド併設の売店へ行くともう開いていて、ツアー客らしい人たちが買い物をしていました。私たちもサンドイッチと水を買ってAM6時18分、もう一度ゲートに行って並びました。1番乗りです。じきに2番の車も後につきました。だんだん明るくなってきて、シカが草原を歩いて行ったり、鳥のさえずりが聞こえてきたりしました。 ゲートから1時間ほどの走行すると緑の木立のある「2×4パーキング」に到着します。ここには簡易ですがお手洗いもありました。だいぶ暖かくなってきたのでコートは車に置いていきます。駐車場に車を止め4WDのオープンタイプのジープに乗りました。「NWR」と車体に書いてあるジープです。一人100N$。チケットを見せればここから先の園内で何回も乗り降りできます。ここで東京から来た若いご夫婦と一緒になりました。英語のガイドさんと一緒です。ツアーで来ていて、ここの後は海沿いのウオルスベイに行き、ケープタウン、クルーガーに行かれるそうです。 AM8時半、立ち枯れの木々で有名な「デッドフレイ」の駐車場に到着し、東京のご夫婦と一緒に降りました。道の左側に向かって歩いて丘を2つ超えるとデッドフレイに着くとのこと。丘に向かって歩き始め、前を歩いている人たちが砂丘の稜線を上がっていたのでついて行きました。登っていくと右手下にデッドフレイの白い大地と立ち枯れの木々が見えてきました。後でわかったのですが、稜線ではなくその右手の小高い丘を登れば良かったのです。途中まで登ると東京のご夫婦は砂丘の稜線の途中から右側真横に降りてデッドフレイに降りて行かれました。私たちはもっと奥まで行って降りようと思い更に稜線を登りました。 砂丘のてっぺん付近まで行くと、周りにたくさんの赤い砂丘が広がっていて絶景です。自分たちの影が砂丘の斜面に長く映って面白いです。デッドフレイの奥近くまで行きましたが稜線はあまり低くならずに次の高い砂丘に続いていました。稜線を登ってきた人たちは更に奥の高い砂丘(ナビブ砂漠最高峰)に行くようでした。ここからデッドフレイに降りるには角度が急なのでためらい、戻ってもう少し緩やかなところから降りることにしました。 戻る途中、トカゲを見つけました。砂の上を結構速いスピードで走っていきます。追いかけると砂に潜ってしまいました。ちょっとかわいそうでしたが、掘り出して写真を撮らせてもらいました。 途中で一緒になった外国人の子供たちが稜線から転がって降りてまた上がって遊んでいました。真横に降りても危なくないようです。思い切って真横に降りてみると面白いです。あっという間に下のデッドフレイに着きました。 デッドフレイは赤い砂丘に囲まれていて広さは幅500m位、奥行き1.3q位あります。地面は白く固くひび割れていて100本くらいの木々がありました。木々は様々な形をしていて、どれを被写体にしようか迷うくらいです。真っ青な空と赤い砂丘、白い地面と黒い枯れ木の組み合わせでどこを撮っても絵になります。 AM11時頃になって暑くなってきました。駐車場に戻りAM11時半、NWRのジープにチケットを見せて乗りました。そこでソッサスフレイに行くかと聞かれ、ここで初めてここが終点でないことに気が付きました。とりあえずジープで一番奥のソッサスフレイに向かいました。AM11時43分、車を降りると正面に大きな砂丘があり、運転手に聞くとあの砂丘を登るといいとのことでした。ジリジリ照りつける太陽に気力がなくなり、まだ日の低いうちに登って陰影の綺麗な砂丘を見たかったのに今登ってもノッペリした景色だろうと思い、登るのを諦めてまたNWRのジープに乗って戻りました。 帰りにデッドフレイで年配のご夫婦も乗ってきました。そのせいか運転が丁寧でした。また砂の深い道を戻りました。時々スプリングボックを見かけました。2×4パーキングに戻り12時過ぎ、レンタカーで出発しました。途中、オリックスを発見!角がスーッと長くてかっこいいです。ダチョウが3羽、等間隔に並んでピョンピョン走って行きました。ゲートの近くのブッシュにスプリングボックの群れがいました。 PM1時35分、公園の入り口に戻ってきました。NWRブッキングオフィスにはお土産コーナーやレストラン、バーカウンターもありました。建物のそばの木に大きな鳥の巣があり、小さな鳥が沢山出入りしていました。周りにはキャンプサイトもあります。レストランで遅めのお昼ご飯にシュエップスの炭酸水とレモネード、セスリウム・バーガーとロシアン・ソーセージ(両方ともサラダとポテト付)を食べました。両方とも美味しかったです。小鳥のさえずりが聞こえてとてものどかな感じです。 明日の許可証が今買えないかと思い、チケットオフィスに行って聞くと買えるとのこと。今日の許可証を持っていくとそれを書き写してくれてすぐに発行してくれました。PM3時過ぎ、デザート・キャンプのロッジに戻り、休憩しました。 ちょっとのつもりがぐっすり寝てしまい、起きるとPM5時をまわっていました。慌ててガソリンスタンドに行き、売店でサンドイッチ(ハム・チーズ・レタス入り)とウイントフックビール、水を買ってまたホテルに戻りました。水はNWRのオリジナルでボトルに「ソッサスフレイ・ロッジ」や「デザート・キャンプ」「エトーシャ・ビレッジ」などの名前が印刷されていました。 インターネットをしようと思い、有料なのでオフィスに申込みに行きました。ここのロッジではネット環境が良くないのでオフィス近辺でした方がいいとの事なので、バーカウンターで飲み物を飲みながらしました。ビールとレモネードを飲みましたが安かったです。大画面のTVもありました。小さいですがプールもありました。部屋に戻ってサンドイッチとビールと水で晩御飯にしました。 7月24日(火) AM5時50分ゲートオープン。今日は許可証があるのでそのまま2番目のゲートに行けます。前から2番目になりました。ゲートを通過して走ります。前の車も結構スピードを出していて100`くらい出してついていきました。(制限速度は確か60`だったと思いますが…。) 途中の草原にオリックスの群れがいました。単独でいるのかと思っていたのに7〜8頭いました。 園内に宿泊している人たちは先に入園できるそうで、デューン45には何台か車がいましたが、ソッサスフレイに急ぎたかったので立ち寄らず走り、園外組ではトップで2×4パーキングに到着。NWRのジープに乗り換えました。私たち2人だけでしたが出発してくれました。今日はデッドフレイで降りずにソッサスフレイ終点まで行きました。 車を降りて正面の砂丘を目指して出発。砂丘の左手の湖が気になって見に行ってみました。こんな砂漠の真ん中に大きな湖があるので驚きました。直径300m位あります。水があるのは珍しいと聞いていましたが…。スプリングボックの群れが水を飲みに来ていて小鳥もたくさんいました。稜線を歩き始めると年配のご夫婦が先に登っておられました。ご夫婦は荷物を出すために途中で「お先にどうぞ」と言われたので先頭になりました。今日はまだ誰も稜線を登っていなくて稜線がくっきりきれいに残っていました。体重が軽いと楽に登れますが、重いとズボズボ足元が崩れて歩きにくく疲れてしまいます。また外人のご夫婦に先頭を譲りました。 AM8時37分、砂丘のてっぺんまで行ってお互いの写真を撮って話をするとご夫婦はスイス人とのことでした。周りにはいくつもの砂丘が連なり、朝日に照らされて陰影がはっきりしてとてもきれいでした。眼下には湖が広がっていました。さらに少し進んで砂丘を真横に駆け下りてみました。靴に砂が入りますが気にしないで走って下りました。なんかとても楽しいです。湖畔を歩いて戻りました。鴨が泳いでいました。雀くらいの小鳥も沢山いました。 駐車場に戻るとバーベキューをしている人たちもいました。NWRのジープで2×4パーキングに戻り、レンタカーで出発。途中10時頃デューン45に立ち寄って砂丘をちょっとだけ登ってみました。ここはたくさんの人の足跡があってすごく歩きやすくなっていました。帰る途中、目の前をダチョウが横切って行ったので通過するまで止まって待ちました。 旅行の少し前にTVで、ナミビアの草原の「フェアリーサークル」を特集した番組があって、どうして出来るのか何人もの学者が調査したけど結局結論が出ませんでした。草原の中に丸く草の生えないところがあるのがフェアリーサークルです。それをゲートに向かう途中でたくさん見る事が出来ました。 2番目のゲートを過ぎてオフィスの建物のところで右折してセスリウムキャニオンに向かいました。5分ほどで駐車場に到着。車から降りてキャニオンの割れ目を覗いていると、ほかの観光客のガイドらしき人がキャニオンに降りるには右手の坂を下るといいと教えてくれました。岩の間の細い道を下っていくと3分ほどで川底に着きました。完全に乾いていました。正面の岩にペンキで「←water」と書いてあったので左に進みました。キャニオンの深さは30m位で幅は狭いところで5mくらいでしょうか。見上げると両側から岩が迫っていて岩の間から真っ青な空が見え、ツバメが飛び交っていました。岩穴を巣にしているようです。5分ほど歩くと申し訳程度の水たまりが何個かありました。さらに進むと岩が重なり合っていてそれ以上奥に行けませんでした。 元来た道を戻って地上に出て国立公園を出て11時40分、園外のガソリンスタンドに給油に行きました。すると店員さんが、右後ろのタイヤがパンクしていると教えてくれました。全く気が付きませんでした。見つけてもらって本当に良かったです。すぐに修理にかかってくれました。従業員さん4人くらいでやってくれます。タイヤを外し、水をかけてパンク箇所を確かめて直してくれました。「待っている間、コーヒーでも飲んできていいよ」と言ってくれたので、ちょうどお昼なのでスタンドの売店に行ってサンドイッチとアップルパイと飲み物を買ってテラスで車を見ながら食べました。サンドイッチも結構おいしいしアップルパイも甘めですがとても美味しかったです。飲み物はノンアルコールだと思って買ったものがアルコール!あわてて蓋をしました。蓋をできるタイプで良かったです。 30分ほどで修理が終わりました。料金はなんと500円!まるで自転車のパンク修理です。改めて給油して、カード払いをしてサインをすると日本語が珍しいようで店員さんが「自分の名前を日本語で書いて欲しい」と言ってきたので、カタカナで書いてあげました。12時半、セスリウムを出発しました。 ウイントフックの町に入ると街灯もつき車線も増えて走りやすくなりました。エロス空港を左手に見て進み、空港の北の端で右折、さらに進んで7時半過ぎウイントフック駅の近くのホテル、「プロテア・ホテル・トゥーリンガーホフ」に到着しました。 PM8時、もう外に食べに行くのも大変なのでホテルの1階にあるレストランで晩御飯を食べました。Wi-Fiは有料で翌朝のチェックアウトまで100ランドでした。 7月25日(水) 南アフリカ-クルーガー国立公園 レンタカーリターンのエリアに到着すると係の人がすぐに来てカートに荷物を積みオフィスまで案内してくれました。返却手続きを終えるとカウンターの係の人が「中国元を持っているが両替してくれないか」と行って来ました。ナミビアの人にしてみたら、中国と日本は近いから替えてもらえるかなと思ったのでしょうね。 お店など見て回って時間をつぶしてPM1時に南アフリカ航空のカウンターに行きチェックイン。出発ゲートに向かいました。途中に「ビッド・ベスト・プレミア・ラウンジ」があり、ダイナースやハーツナンバーワンゴールドの会員なら利用できるようです。今回一度はハーツでレンタカーを予約しましたが、サファリで背の高い車が欲しいからと「スリフティー」に変えたのでハーツのカードは日本に置いてきました。残念!ただ、「CASH
VISITS WELCOME」とも書いてあったので有料で利用することもできるようです。 PM4時半、「ネルスプリット-クルーガー」空港に到着。タラップで降ります。ネルスプリット空港の建物は平屋で木造・茅葺のおしゃれな建物です。歩いてターミナルへ。スーツケースをピックアップして出ると目の前にレンタカーオフィスが並んでいます。スリフティーはここもダラーと同じオフィスです。手続きをしてカーナビも借りました。係に案内してもらって駐車場に行きましたが、まだ車が来ていません。ナミビアで夜の走行が危険だったのでここでも陽のあるうちに走りたいのですが、15分ほど待ってやっと車が来ました。来たのはすごく大きい車でビックリしました。日産のNP300
HI-RIDERで希望通り車高が高くてよかったのですが荷台が無駄に大きいです。 食後に明日のサファリの相談をしました。1日ツアーが一人850ランド、早朝半日ツアーは650ランドとのこと。半日ツアーでは物足りないとの事なので1日ツアーを申し込みました。Wi-Fiは有料で、10分20ランド位でした。バーカウンターでスカイプして日本と連絡を取りました。部屋に戻ってシャワーを浴びて休みました。 7月26日(木) 朝5時に部屋のドアを叩いてモーニングコール。もっと早く起きるつもりでしたが疲れていたのかモーニングコールまで熟睡でした。急いで準備して下に降りると「出発はまだだからコーヒーでも飲んで」とのこと。AM5時半、まだ暗い中、ドライバー兼ガイドさんとジープに乗り込みました。私たち2人だけで貸し切りです。ジープはオープンタイプで屋根は付いていて荷台部分に3列の座席があります。座席の位置が高いので景色がよく見えます。クロコダイル・ブリッジ・ゲート手前に6時少し前に到着しました。クロコダイル川に掛かった一本橋を渡り、本ゲートの手前で車を止め、ガイドさんがインフォメーションに行き手続きをして車に戻ってきました。ガソリンを入れるからとゲートを通らず裏から入りスタンドに車を止めました。給油中にトイレ休憩と売店に行き、売店で園内の地図を買いました。日本語の地図は無かったので英語の地図を買いました。園内の案内と詳しい地図、巻末に動物と鳥類の図鑑が載っていました。 AM6時25分、少し明るくなってきてクロコダイルのキャンプを出発しました。メインの道のH4-2(舗装道)をローアー・サビーに向かって北上します。クルーガー国立公園は四国と同じくらいの広さがあるそうですが、南の端のローアー・サビーだけ回ります。ここは園内でも特に多くの動物を見る事が出来るエリアだそうです。 走り始めてすぐにキリン(ジラフ)が何頭もいました。早朝だからまだ寝起きでしょうか、座っています。キリンが座れるとは知りませんでした。すぐにインパラの群れ、次は少し遠いですがサイ(リノ)がいました。草を食べていて顔をあげてくれません。またインパラ。次はヌーです。こっちをジーッと見ていてちょっと怖いです。次は道端でゾウが草を食べていて車がちょっと渋滞気味です。川沿いの木の上にバブーンの群れがいました。こちらも朝食中で木の葉を食べていました。 AM6時50分、太陽が登って来ましたが曇っています。立派な角のクドゥーが目の前の道路を悠然と渡っていきました。大きくてクネクネ捻じれている角がかっこいいです。すぐそばにメスのクドゥーもいました。霧が出てきて視界が悪くなってきました。道端にバブーンの群れがいて毛繕いをしたり草を食べたりしていました。霧で見えにくいですが角がりっぱなイボイノシシも道端にいます。ニアラという鹿がいました。臆病なのでなかなか見られなくてこんなに近くで見られるのは珍しいそうです。黒い体に白い縞が入っていて足が黄色っぽいです。 園内に入って約40キロ、1時間ほどでたくさんの動物を見る事が出来ました。ローアー・サビー・キャンプの近くでサビー川に架かる橋を渡りました。橋からは左手後ろの川岸にローアー・サビー・キャンプの建物が見えました。川の中にカバ(ヒッポ)が5〜6頭いて目と鼻と耳だけ見えています。対岸に渡ったところの橋のたもとには、よくヒョウが来るそうで足跡が残っていました。ここからS29(未舗装)に入ります。草原地帯(ステップ)で見渡すかぎりの黄色い草原と低木が続きます。サバンナにはゾウ、バッファロー、サイなどがいました。S29からN’wagovilaという休憩所に行く少し手前に100頭以上のシマウマの集団がいました。ずらりと並んで草を食べていました。バッファローの群れもいました。 AM8時50分、休憩所に着いてトイレ休憩。ガイドさんが、「ライオンがいるから双眼鏡を持っておいで」と言うので展望台の前の方に行って見ますがなかなか見つけられず、ガイドさんがビデオの画面で場所を教えてくれました。眼下に広がったMalondozi(マロンドージ)ダムの左の草原の木のそばにライオンが3頭いるのが見えました。遠くですが、見られてよかったです。その展望台にはベルベットモンキーが来ていました。人見知りせず手摺などに乗っていました。グレーの毛並みがよくてかわいいです。 ガイドさんが「おなかすきましたか?」とランチボックスを出してくれました。サンドイッチ、リンゴ、ジュース、スナック菓子など入っていました。走りながらサンドイッチなどを食べました。結構おいしいです。 メインのH10に突き当たって左折しローアー・サビーのキャンプに向かいました。途中、ヌーの群れ、イボイノシシなどいました。ゾウの群れがすぐ近くで道を渡って行きました。特に小象がかわいいです。しんがりは大きいオスで、ちゃんと群れを守っています。道端にバブーンの群れがいて歩道ギリギリの所で毛繕いしたり餌を食べたりしていました。だいぶ見慣れたインパラの群れがまたいました。 AM9時50分、ローアー・サビーのキャンプに到着しました。サビー川沿いにあるこのキャンプは多くの動物を見られるので園内でも一番人気のあるキャンプだそうです。駐車場に車を止めると目の前の木に綺麗な色の鳥が止まっていました。「ホワイト・フロンテッド・ビー・イーター」(シロビタイハチクイ)です。赤、オレンジ、青、緑ととても綺麗な色をしています。緑豊かな庭を抜けると大きな建物があり、川沿いにオープンデッキのレストランがありました。ここでしばらく休憩してランチボックスの残りを食べました。濃紺の艶のある鳥「ケープ・クロッシー・スターリング」(ムクドリ)やウズラを大きくしたような「ナタール・キジジャコ」など色々の鳥がきてさえずり、とても気持ちがいいです。川沿いに行くとサビー川がゆったりと流れていてカバが沢山いました。親子連れもいて子供のカバがかわいいです。 AM10時半、ローアー・サビーのキャンプを出て、すぐ近くにあるサンセット・ポンドに行きました。池にはカバ、クロコダイル、インパラ、アフリカトキコウ(Yellow billed stork)が沢山いました。他にシュモクドリ(Hamerkop)、アオサギ(グレイ・ヘロン)、アフリカ・レンカクなどの鳥や、水トカゲもいました。沢山のエジプトガンが木の上に巣を作っていました。 サビー・リバーに沿ってH4-1を北西に向かって走ります。すぐにウォーターバックがすぐ近くの藪を歩いて行きました。サビー・リバーにはイノシシ、カバ、象の群もあちこちにいました。鳴き声のうるさい鳥がいてガイドさんが「ゴーアウェイ、ゴーアウェイ(あっちへ行け)と鳴くからゴーアウェイバードという名前なんだ」と教えてくれました。対岸に砂煙が立っているので見るとゾウの大群が川に向かって走って下りてきました。少しでも早く水を飲みたかったのでしょうか。さっきUターンしたところの少し先にバッファローの大群がいるとのこと。もう一度Uターンしていってみると、対岸にバッファローが200頭以上はいました。こんなにたくさんのバッファローが集まっているなんて驚きました。 またUターンしてローアー・サビーの方に戻りました。途中、インパラの群が道を渡って行きました。立派なクドゥーが3頭悠然と道を渡っています。先に渡ったクドゥーがあとのクドゥーの来るのを待って藪に入って行きました。キリンも数頭道端にいました。サンセット・ポンドでもう一度車を寄せて写真を撮り、AM11時50分、ローアー・サビーでさっとトイレ休憩をして、H4-2をクロコダイルゲート方向に南下し途中から左手のS28に入りました。ここからは道路は未舗装で乾燥したサバンナ(草原)が広がっていました。冬なので草原の草は黄色に枯れていて灌木も緑が少ないです。ライラック・ニシ・ブッポウソウという綺麗な鳥がいました。水色、ピンク、オレンジ、ブルーと色鮮やかな鳥です。小さなフクロウ(Pearl-spotted Owlet)もガイドさんが見つけてくれました。イノシシも所々にいます。結構近い所にシロサイがいてこっちを見ていて迫力がありました。道端にベルベットモンキーがいて毛繕いをしていました。 舗装道のH4-2に入りしばらく行くとカワセミ(Brown-hooded kingfisher)がいました。綺麗な色をしていました。ホロホロ鳥の群がいましたがみんなで背中を向けてトコトコ逃げていきました。バッファローやキリンも道端近くにいます。キリンの首に鳥が4〜5羽、しがみついていました。アカハシ・ウシツツキ(Red-billed Oxpecker)だと思います。ゆったりと道を渡るキリンもいました。 PM1時半、クロコダイル・ブリッジのキャンプに戻りました。ここでガイドさんがお昼ごはんの注文を聞いて電話でホテルに連絡してくれました。キャンプの敷地内にイノシシがいて、のんびり草を食べていました。ゲートを出てマルロスパークに戻り2時半、ホテルに到着。 PM4時過ぎ、レンタカーでホテルを出発して、隣のマレランの町に行き、「ピックンペイ」というスーパーでお土産を買いました。 普通のルイボスティー110円、ファイブローズのハニールイボスティー140円、ルイボスセレクトティー160円、ルイボス石鹸90円、ウォールナッツ石鹸大85円小50円、ピーナッツ120円など買いました。買物袋は有料です。 ホテルのあるマルロスパークに戻り、西のゲートに着くと、昨夜、東のゲートで受付してくれた係員さんがいて私たちのことを覚えていて「昨日の人ですね、どうぞ!」と言って通してくれました。 PM6時50分、ホテルに戻り、晩御飯を食べました。 翌朝は出発が早いので今日の内に精算を済ませてもらいました。インターネット100ランド、お昼の食事代、晩御飯の時のビール代344ランドでした。部屋に戻り、シャワーを浴びて寝ようと思った時に、今日のサファリツアーの清算をしていないことに気が付きました。ロビーに行ってみましたがもう深夜だったので誰もいませんでした。仕方なく明日考える事にして休みました。 7月27日(金) AM5時半頃、ロビーに行ってみると運よくホテルのオーナーが居てくれて、昨日し忘れた清算が出来ました。AM6時頃まだ暗いうちにホテルをチェックアウトし、レンタカーでクロコダイル・ブリッジに向かいました。AM6時24分、ゲートの手前に車を止め、レセプションに行って入園許可証を購入。車1台2人で(内訳は不明)384ランドです。今日もまずはキリンとインパラが入り口近くにいました。AM6時40分、夜が明けてきて朝焼けがとても綺麗です。ビックファイブの内、まだ見れていないヒョウと、昨日遠くでしか見られなかったライオンを見られたらと思い、サバンナが続くS28に入ってみました。ヌー、キジジャコ、ゾウ、シロサイ、タカ(Tawny Eagle)などいました。一瞬で写真は撮れませんでしたがハイエナがいました。7時24分、ntandanyathi hideという観察小屋(hide)に着きましたが、お手洗いはありません。ここは駐車場があり、車から降りる事が出来ます。車を止めたすぐそばにキハシコサイチョウが止まっていました。 S28からH4-2に入り、7時55分、ローアー・サビーのキャンプへトイレ休憩に寄り、サンセット・ポンドに行きました。昨日と同じようにグレイ・ヘロン(アオサギ)、コウノトリ科のクラハシコウ、エジプトガン、アフリカトキコウ、クロコダイル、カバ、インパラなどがいて、昨日よりもたくさんいました。 AM10時までに国立公園を出ないと飛行機に間に合わないと思うのでこれ以上奥には行かず、ローアー・サビーから脇道のS82(未舗装)を南下しました。残念ですがここではほとんど動物を見られませんでした。舗装道のH4-2に戻ると道端にマングースがいました。近くの木にハゲワシもいました。 クロコダイル・ブリッジの少し手前の右手(西側)にあるGasanftombiという池に行ってみます。途中、とても色の綺麗なライラック・ニシ・ブッポウソウが虫をくわえていました。青い羽根の部分が特に綺麗です。イボイノシシも一生懸命餌を食べていました。さらに進むとちょうど水場に降りてくるシマウマ、インパラ、ヌーがたくさんいて私たちの車が道を進むのに立ち止まって待ってくれる者もいました。沢山いるのでちょっと怖いくらいでした。道の行き止まりのところから下を見下ろすと水場があり、場所取りに順位があるようで、ヌーが来るとシマウマが譲るように逃げ、シマウマが動くとインパラが譲って、みんな走り回っていてすごい迫力です。昨日今日のサファリで一番感動したシーンでした。 最後にS25からS27に進んで9時44分、クロコダイルリバー沿いのヒッポプールズというところまで行きました。途中、道のすぐそばにウォーターバックがいましたが、川沿いには残念ながら動物はいませんでした。 AM10時、クロコダイル・ブリッジのゲートを出ました。N4号線に向かって南下し、コマティポートの町に入り、スーパーの「スパー」があったので寄りました。大きくてきれいでしたが、ルイボスティーなどは大箱しか無く、お土産用のティーパックが無くて諦めました。 N4号線に入って西に向かい、昨日行ったマレランのスーパー、ピックンペイで追加のお土産を購入し、向かいのガソリンスタンドで給油しました。スタンドでカード払いをしてサインを日本語ですると係員が面白がって周りの人に見せて回っていました。 来るときは暗くなっていたので景色が見えませんでしたが、山間いの渓谷沿いの道で景色がいいです。荷台いっぱいのオレンジを積んだトラックを見ましたが、N4号沿いにはオレンジ畑もありました。11時48分、N4号から空港に向かって続くR538号に入りました。道端でオレンジを売っていました。12時、空港に到着しました。 レンタカーをスリフティーの駐車場に止めるとすぐに係の人が来て荷物をカートに積み、空港内のカウンターまで運んでくれました。カウンターで返却手続きを済ませると、カウンターの係員が、「中国の元を持っているが両替してくれないか」と言ってきました。南アフリカの人にしてみれば、中国も日本も一緒なのでしょうね。 南アフリカ航空のカウンターへ行き、チェックイン。出発ロビーは茅葺で天井が高くファンが回っていてオシャレな感じです。PM1時40分頃、歩いて飛行機へ。SA8842便にてヨハネスブルグへ向かいます。機内では紙パックのフルーツジュースとビスケットが出ました。結構美味しかったです。PM2時45分、ヨハネスブルグに到着。今回はエコノミーなのでラウンジが使えません。2階のレストラン街に行き、フィッシュ&チップスの店で食事をしました。セルフサービスです。お客さんのほとんどが空港関係者です。フィッシュ&チップスとオニオンリングとソーセージとコーラ2本をとりました。570円と安いのにすごい量です。美味しいのですが食べきれませんでした。 PM6時半南アフリカ航空SA260便の機内へ。エコノミーですが、各座席に毛布(クリーニング済で袋入り)、歯ブラシ、アイマスク、靴下のセットがきちんとおいてあり、その上にシートベルトが綺麗に乗せてありました。座席のピッチも広くとってあり、モニターの画面も結構大きいです。食事も美味しかったです。 7月28日(土) この旅行記を書くのに写真を見ながら、時間を調べながら、薄れる記憶をたどりながら苦労して書いています。せっかく詳しくいろいろなことを書き込んでいたのに残念です。 |
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