翌日8時15分、ホテルをチェックアウト。今日は下湖から回るためエントランス@の駐車場に車を停めました。朝早くから結構たくさんの車が停まっていました。歩道橋で車道を渡り、8時20分インフォメーションの横の入り口から園内に入りました。
少し歩くといきなり展望台からパンフレット表紙の景色が見えました。プリトヴィッツェ大滝といくつもの青い湖が眼下に見えます。九十九折れの道を降りてカルジェロヴァッツ湖の下の堰堤を渡り、プリトヴィッツェ大滝の滝壺に行きました。
朝行けば滝に虹が見えるとの事だったので行って見たのですが、真夏のせいか水量が少なく虹は微かに見える程度でした。
滝の横の階段を上がった展望台からの景色も綺麗でした。
せっかくここまで登ったので湖岸沿いの道に戻らず、崖の上の道を上流に向かって進みました。所々展望台があり、見下ろすと木々の間から真っ青で綺麗な湖が見えました。とても眺めの良いブナの林の中を進む道で、道の脇にはカタクリのような花もたくさん咲いていました。
コジャック湖のP3の船着場まで行きました。ここにはレストランがあります。ここからボートで昨日行ったP2に向かいました。
一度に100人くらい乗れるボートです。風が気持ちよく、両岸の緑が綺麗です。P3とP2の間の船は3隻あるようでシャトル運行していますが、土曜日だからでしょうか、船着場にはたくさんの人がいます。
P2の船着場から階段を登り、上湖に向かいます。昨日と反対に右に進み、ブルゲティの右岸、グランディスコ湖の右岸を歩きました。昨日は反対から入ったガロバッツ堰堤をわたりバティノバッツ湖の左岸を進みました。
上湖ではガロバッツ堰堤の滝が一番水量があり見応えがありました。バティノバッツ堰堤は苔むした岩場にブナの木が生えその間を水が幾筋にも分かれて流れ落ちていました。
ここから少し湖から逸れ、ブナの林の中を歩きました。ブナの林はしんとして時々鳥のさえずりが聞こえ、木々の間から木漏れ日が射し、とても気持ちが落ち着く感じでした。
更にバティノバッツ湖の左岸を歩き、11時半、ラブドバッツのST4のバスステーションそばの広場に着きました。
ここにはサンドイッチなどをテイクアウトできるビュッフェがあり、ハムチーズサンドと水を買って木陰のテーブルで食べました。天気も良いし気温も丁度で気持ち良いです。バスステーションの前に案内板があったので見ると、日本語でも表記してありました。でも、園内では日本人かどうか分かりませんでしたが東洋人の夫婦一組見ただけでした。
12時15分ST4を出発し、ラブドバッツ湖の湖畔を少し歩きました。ここの鱒はヒレが他の湖のものより赤いように思いました。
次のツィキノバッツ湖の湖面は綺麗なエメラルド色をしていて、幾筋もの滝が流れ落ちていました。
更に下ってオルグリック湖畔下り、Malo湖の下流の堰堤の遊歩道を歩きました。ここは岩に苔がびっしり付いて段々になったその岩の間を綺麗な水が流れ落ちていました。緑色の苔がとても綺麗です。
その先に小さな湖がいくつもあり、水草がびっしり生えている湖もありました。バティノバッツ湖まで行って引き返し、ガロバッツ湖の湖畔を下ります。このあたりまでは人も少なくて遊歩道も歩きやすかったのですが、ガロバッツ湖、グランディスコ湖の遊歩道は結構人が多くなってきました。
ブルゲティを下り1時50分、P2の船着場に到着しました。
すごくたくさんの人がP3行きのボートを待っていましたので一回で乗れるか心配でしたが、2時3分、無事乗って座る事が出来ました。朝3隻だったボートは5隻に増えていました。
コジャック湖をボートで渡り2時25分、P3に到着。こちらも、ものすごい人数です。ボートを降りて右手に進みコジャック堰堤を渡りました。
ここからはまた下湖です。ミラノバッツ湖からは湖に沿った遊歩道を歩きました。水量の多い春はこの遊歩道は水没しないのかしらと思うくらい湖面と遊歩道の高さはあまり変わりません。
ガバノバッツ湖とカルジェロバッツ湖の間に青の洞窟とシュプリャラ洞窟があります。
シュプリャラ洞窟は上に向かって穴が開いていて、急な階段を登るとST1のバス停に続く遊歩道に出ました。再び階段を下りてカルジェロバッツ湖の湖岸の遊歩道を歩き、今日最初に下りた九十九折れの道を登って3時17分、エントランス1に戻りました。
喉がカラカラだったのでビュッフェで水を買い、木製の歩道橋をわたって駐車場に戻りました。
※下図は上湖から下湖への高低差です。