旅程① 伊丹・成田→イグアス→サンパウロ

5/15(土) 伊丹8:00(全日空2176便)→成田9:10着  
成田15:55発(コンチネンタル航空6便)→アメリカ・ヒューストン着13:50  
ヒューストン20:00発(コンチネンタル129便)→  機中泊
5/16(日) ブラジル・リオデジャネイロ8:10着、10:22発(JJ3153便)→イグアス12:35着  
フォス・ド・イグアス散策  ホテル・タロバ・エクスプレス泊
5/17(月) 午前、イグアスの滝、ブラジル側観光  
午後、イタイプーダム観光、ヘリコプター観光、ハファイン・シュハスカリア・ショー  ホテル・タロバ・エクスプレス泊
5/18(火) イグアスの滝、アルゼンチン側観光(遊歩道・ボート)  
カタラタス・ショッピングセンター  ホテル・タロバ・エクスプレス泊
5/19(水) イグアス13:15発(JJ3558)→サンパウロ(GRU)14:45着  
サンパウロ21:10発(CO30)→ニューヨークへ  機中泊


5月15日(土)

 早朝5時半にタクシーで自宅を出発。阪急電車、モノレールで伊丹空港に向かいました。全日空で成田に行きます。国際線に乗り継ぐ人はカウンターが違い、右端のエリアです。チケットはリオまで発券してくれました。荷物はヒューストンで一回預け直し、リオでもう一度預け直すとの事です。タグが2個付いて一つはヒューストン、一つはイグアスまでです。荷物はイグアスまで開けられません。

  8時、全日空2176便で伊丹を出発。途中富士山が雲の上に頭を出していて綺麗でした。成田に到着し、中央棟の5階のカードラウンジに行って休憩しました。クロワッサンを一つ貰い、あと飲み物はセルフサービスです。アルコールは一人1杯まで無料でおつまみが一つ付きます。インターネットは1時間無料で、受付でパスワードを貰って使います。1時間すると勝手に接続が切れます。 

 12時過ぎに4階の「唐朝刀削麺」という中華料理店で食事をしました。刀削麺のパイコー麺とザーサイご飯、同じく坦々麺と高菜ご飯のセットを食べました。坦々麺が特に美味しかったです。量が多くてお腹がいっぱいになりました。

 ユニクロで靴下を購入。出発ゲートへ行きました。コンチネンタル航空06便でヒューストンに向かいます。満席との事です。結構早く搭乗開始し、定刻に出発しました。11時間55分のフライトです。座席の並びは3・4・3で窓側2席です。隣に一人、人さんがいて出入りが不便です。夕食は牛丼かサーモンのどちらかで、2人とも牛丼を選びました。味はまあまあ、すき屋とコラボして欲しいな~と思いました。

 映画はオンデマンドで80タイトル位あり、日本語も結構ありました。毛布とイヤホンは無料で配ってくれました。藤原竜也の「カイジ」と「シャーロック・ホームズ」を見ました。ゲームも出来ます。椅子の下に電源があってパソコンを繋いでする事もできます。夜食にホットドックとアイス、到着前に昼食が出て、オムレツかパスタでした。どちらも結構美味しかったです。コンチネンタルは食事もいろいろなサービスもUAよりいい感じがしました(もう合併ですが)。

 ヒューストンに到着。入国審査は空いていました。バケージクレームに行って待っていましたがスーツケースが出てきません。お客さんが誰もいなくなって不安になり、係の人に聞くと乗り継ぎでコンチネンタル同士なら、ここはスルーして乗り継ぎ便に乗せるからとの事でした。伊丹での話と違うのでちょっと不安でしたが、他のグランドの係員に聞いても大丈夫のようです。

 コンチネンタルのカウンターに行き、リオまでの新しい搭乗券を発券して貰いましたが、イグアスまでの券は会社が違うのでやはり無理でした。座席は2・3・2との事で窓側2席なので今度はいい感じです。

 セキュリティーチェックを通り、ゲートの方に向かい、フードコートで食事をしました。ウエンディーズのbaconator(カリカリベーコンの入った)バーガセットで美味しかったです。

 乗り継ぎが6時間もあり、ジョンソン宇宙センターに行きたい気もしましたが、中途半端な時間だったので諦めて電源が取れる隅っこの席で、パソコンで音楽を聴いたり旅行記を書いたりして時間をつぶしました。ヒューストンはコンチネンタル航空のハブ空港なのでコンチネンタル機だらけです。フォックススカイボックスというお店がありスポーツ観戦しながら食事が出来るようです。メインはバスケのヒューストン・ロケッツです。

 出発まで後1時間半になって、念のためゲートへ確認に行くと、もう優先搭乗が始まっていました。腕時計のワールドタイムがデンバーにずれていました。(本来はシカゴ時間を見なくてはいけなかったのに)見に来て良かったです。無事搭乗できました。

 機内に入るとなぜかBGMが福山雅治の「桜坂」です。他の曲は外国の曲ばかりですが・・・。また無料でイヤホンがありました。イヤホンのジャックは1口ですが、イスにある挿し口は2口、イヤホンに2口のアダプターが付いていてちゃんと挿せます。搭乗は早かったのですが、荷物がなかなか積み終らなかったのか出発が遅れました。ヒューストンとリオの時差は2時間です。飛行距離は8095㎞、AM10:50に出発、翌日のAM8:42到着予定です。乗継が短くなるので不安です。

 機内食はチキン(ライス・インゲン付き)かビーフのペンネ(グラタンのような味で美味しい)、サラダのドレッシングが美味しいです。アルコールはここも有料ですが、ネットオークションで買ったクーポンを使ってワインを飲みました(本来6ドル、ネット購入250円)。映画は当然日本語がありません。音楽はELTや清水翔太、ミーシャ、福山雅治などの邦楽のチャンネルがありました。

5月16日(日)

アマゾンの上空にかかると蛇行した川が見えました。綺麗にクネクネしています。朝食はクロワッサン、フルーツなど、結構美味しいです。でもコーヒーは薄いです。

 AM8:50リオ到着。入国審査に並ぶ時にそこにいた係員に、乗り継ぎを急いでいると言うと列を離れて横で待ってと言われ、他の係の人がパスポートを持って別室に行き手続きしてくれましたが、結局普通に並んだほうが早かったです。さらに、スーツケースの出てくるのが遅くてあと走りました。到着ロビーから2階に上がり、ターミナル2のタム航空のカウンターでチェックインしました。結構距離がありました。10:20機内へ。席は3-3の並びで22Fと23F。結構空席がありました。

AM10:46ゲートを離れ、出発しました。離陸して右に旋回するとリオの街並みと3大美港と言われる港、それにコルコバードの丘のキリスト像が小さくですが見ることが出来ました。

AM11:30、ランチにハムとチーズを挟んだサンドイッチが出ました。ジュースはマンゴーが美味しかったです。もう一度飲み物を聞いてくれたのでコーヒーを頼むと、小さいカップで出てきてメチャクチャ甘い!!翌日ガイドさんに聞くとブラジル人は甘くして飲むのが普通との事です。

 PM1:13イグアス空港に到着。曇り空です。乗客の中に日本人が3人いましたが、日帰りで6時にはここを離れるそうです。

 ロビーにタクシーの受付カウンターがあり、希望を言うと運転手に取り次いでくれます。ヘリポートに行って待って貰い、その後ホテルまで行って貰う事にして35USドルです。ヘリポートに着くと、今日は飛ばないとの事です。結局このままホテルまで行って貰って27ドルにしてもらいました。(チップ込みで30ドル)

 PM2時ごろホテルに到着、表はあまり立派ではないですが、中は改装されていて綺麗です。狭いシングルベッド2つ、バスタブは無くてシャワーのみです。安いので・・・。

 次に8ブロック離れたショッピングセンターに歩いて行きました。結構おしゃれなショップが並んでいました。地下のスーパーマーケットに行ってコーヒーやチョコなどお土産を探し、ビールやつまみも買いました。タクシーでホテルへ。(チップ込みで6ドル)
 フロントでインターネットを申し込みました。1日5ドル、3日13ドルです。部屋に入り、待っているとニッパクツアーより電話があり、明日は9時出発でミチルさんという方が案内してくださるそうです。
 ホテルの1階のレストランで夕食をとりました。シーザーサラダとイタリアンピザをとりましたが何故かサラダの方が高い!!付け合せのカリカリのパンにサワークリームをつけて食べるのが美味しかったです。バターもいい味です。飲み物はビール(アクア)と水(ノンガス)。合計で56.2+7ドル(サービスチャージ)でした。

5月17日(月)

 朝食は夕べのレストランで。パンの種類も多くて美味しいです。菓子パンもいろいろあります。フルーツ、ハム、チーズ、シリアル、ヨーグルト、ジュース、コーヒーなど。スイカのジュースとメロンのヨーグルトが凄く美味しかったです。
 AM9時過ぎ、ニッパクツアーのミノルさんが迎えに来てくださいました。ミノルさんは日系3世で、日本に住んでいた事もあり、お母さんは今も日本にいるとの事です。車はシトロエンです。

まずブラジル側の国立公園入り口手前のヘリコプター乗り場へ行きました。今日は飛ぶことは出来るが3名いれば1名100ドルで飛ぶが、2名では飛ばないとの事。他にお客さんがいないので諦めて国立公園に向かいました。
 10時過ぎに国立公園に入りました。まずガイドのミノルさんが入場券を買って来てくれ、2人でゲートを通って、車に再び乗りました。普通の観光客はここから園内バスに乗るのですが、イグアスナンバーの車だけ園内に入れるそうです。
 地元で何が美味しいかミノルさんに聞きましたが、コーヒーは、CABOKO(カボコ)と言うのが良いそうです。昨日買ったイグアスも結構美味しいとのこと。アルコールはCHIPRILH(カイピリンシャ)が良いそう。ビールならスコールとの事です。

園内の道を走っているとき上空をトゥカンが飛んで行きました。くちばしが重そう!でも透けて見えるくらい軽いそうです。
 公園内のホテルの前に到着し、ここから遊歩道を歩きます。いきなり凄い数の滝です。途中、ハナグマがいました。コスタリカのハナグマとは少し違います。あまり人を怖がらないようです。手摺にカタツムリがいました。日本と違って尖った殻を担いでいました。


フォス・ド・イグアス

フォスドイグアス空港

悪魔の喉笛

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

遊歩道入り口

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

いくつもの滝を見ながら遊歩道を降りていくと、川の中に作られた遊歩道がありました。

ここはずぶ濡れになるのでカッパが必要です。サンダル履きで、Gパンは膝までまくりましたが、吹き上げてくるシブキで結構濡れました。カメラは防水のオプティオです。カメラを手渡ししようとして落としてヒヤリ!遊歩道から落ちなくて良かった。もう少しずれていたら濁流に飲み込まれてしまうところでした。遊歩道の先端まで行くと本来悪魔の喉笛が見えるはずですが、シブキが凄くてほとんど分かりませんでした。ここ数日の雨で増水していて凄い水量です。今日のイグアスの滝は1秒間に1700㎥の水が流れ落ちているそうです。
 次に川岸のエレベーターで40メートル上がり、展望台から滝を見ました。とにかく広い範囲に滝が広がっています。いくつも滝があり2段になっている所もあり変化に富んでいて凄い眺めです。上から見ていると吸い込まれそうな気分になります。

エレベーターの後ろの道を進み、公園奥の駐車場に行きました。ミノルさんが車を回してくれていました。お土産屋さんやお手洗いがあります。公園の出口では係の人が1台1台チェックしていて、ガイドさんも名前を名乗らなくてはいけないそうです。もう一度へリポートに行きましたがやはり他のお客さんがいなくて断念しました。

この後、パラナ川に作られたイタイプーダムに向かいますが、途中、中華料理店でお昼にしました。バイキングで33ドル、春巻や揚げ餃子などが美味しかったです。漬物や天ぷら、野菜炒めなどもありました。ここからダムまで20分ほどです。

12:50ダムに到着してミノルさんに入場券を買ってもらい、シールを貰って胸に貼り、中に入ると、開業以来どこの国の人が何人来たか表示されているパネルがありました。アルゼンチンの人が多いです。アルゼンチン人は給料の1割を貯金して旅行に使うそうです。1時からシアターで紹介のビデオを見て、2階建てバスに乗って出発します。バスが出発して直ぐの所にいつもカピパラがいるそうです。今日も2匹いました。

イタイプーダムは建設時、最高で1日4万人が作業したそうです。仕上がって40日かけて水を一杯にする予定が、大雨のため1週間で一杯になったそうです。貯水湖は琵琶湖の2倍!排水用の水路が3本あり、今日は1本放水されていました。凄い迫力です。この1本で、イグアスの滝と同じ水量とのこと。滝の水量の方が多く感じますが・・・。1本も流れていない日もあるそうで、今日は運が良いそうです。3本流れているのはミノルさんも一度も見たことがないそうです。観光案内の写真では3本流れていますが観光ポスターの撮影用でしょうか。


イタイプ・ダム

イタイプ・ダム

イタイプ・ダム

イタイプ・ダム

イタイプ・ダム

イタイプ・ダム

イタイプ・ダム

世界一の発電量で、発電用のパイプは全部で20基あり、ブラジルとパラグアイ10基ずつ保有していて、1基の直径は10メートル。パラグアイの人口は560万人、ブラジルは1億9千万人。パラグアイは2基の発電量で足りるそうで、残りの電力は建設時の借金返済にブラジルへ売っているそうです。施設では3000人の人が働いていて従業員も各国半々とのことです。
 ここの職員はあこがれの職業であり、敷地内のたくさんの植樹は職員が退職時に一本づつ植えていくそうです。
バスは放水路の前と、発電施設が見渡せるところで停車し降りて見学。その後、放水路の下をくぐり反対側からダムの上の道を走ります。ダム湖は本当に大きいです(琵琶湖の2倍の貯水量)。向こう岸が見えません。ダムの堤防は高さ180m、総延長8キロもあるそうです。何もかもスケールが大きいです。バスツアーを終え、またミノルさんの車でホテルに送ってもらいました。
 
 ブラジルで見かける長距離バスは「←」写真のようなパイプがついています。タイヤがパンクした時でも空気を供給しながら走行するためだそうです。

ホテルに帰着後、バスでバードパークに行ってみようと、近くのバスターミナルへ向かいました。バスターミナルの入り口近くにインフォメーションのブースがあったので何番のバスに乗ればいいか聞くと120番との事。バスステーションの入り口のゲートで1人2.2レアル払い、中に入り120番のバス停を探しました。初めは分からずウロウロしましたが、結局ゲートのすぐそばでした。
 バスステーションではもう料金を払っているのでバスの後ろから入ります。途中のバス停から乗るときは前の乗り口から乗って、車掌さんにお金を払い、仕切りのゲートを通って座席のエリアに入ります。降りるときは、天井に張ってあるロープを引っ張ると音がなってランプが点き、次のバス停で止まってくれ、後ろの出口から降ります。運転は結構荒いです。座れない時はどこかにしっかり掴まらないと飛んで行きそうです。その代わり気持ち良いくらい早いです。120番のバスは空港経由国立公園行きで、バードパークは国立公園のすぐ手前です。バスターミナル3:40発で、30分ほどでバードパークに着きました。

 バードパークに行くつもりでしたが、向かいのヘリポートのヘリコプターが飛んでいたのでそちらに行ってみました。何組か待っていましたが、みんな3名以上のようで、私たちはなかなか飛べません。とりあえずしばらく待ってみましたが、4時半を過ぎ、3名以上になる様子も無く営業も5時までとの事で「2名300ドルで飛びますか?」と聞かれましたが高いので悩んでいると、電卓を持って来て「260ドルでどうか?」と言ってくれたので飛ぶ事にしました。支払いはVISAで出来ました。(VISAの請求は日本円で24,226円でした。) 一人は助手席(前の左)に乗り1人は後ろに乗りました。ヘッドホンは無しです。滝の上に来て8の字旋回を3回くらいしてくれました。旋回の仕方が凄くてほとんど90度くらい傾いてる感じがしました。パイロットの横の窓から悪魔ののど笛が見えるくらいです。上空からの眺めは最高です!滝の全体像もよくわかりました。環境に配慮して低空飛行しないと本に書いてありましたが、十分楽しめました。


イグアス滝

悪魔の喉笛

イグアス滝

悪魔の喉笛

イグアス滝

悪魔の喉笛

ヘリポートに戻り、降りると地上のスタッフが私たちのカメラで2人の写真を撮ってくれました。係員がオフィスでさっき飛んだ時のビデオを見せ、DVDの販売の説明をしました。18ドルです。イグアス以外の映像もありました。前の席から自分のビデオで十分撮れたので断って帰ります。

すぐ向かいのバス停からまたバスに乗りました。バードパークの従業員さんも沢山乗ってきました。ヘリポートに従業員さんも。通勤時間帯なので途中からも勤め人という感じの人が沢山乗ってきて、全然危険な感じが無くてよかったです。帰りの路線は空港には寄らず町に向かいました。終点のバスターミナルまで乗り、5時40分頃タロバホテルに戻りました。

ホテルで1時間ほど休憩し、ショーとシュハスカリアの店「ハファイン・シュハスカリア・ショー」に行きます。予約はしていませんがたぶん大丈夫だろうと、タクシーで行くことにしました。ホテルの前にタクシーがいなかったので少し歩いて広い道に行き探しました。どうしようかと立っていると、通り掛かりの親切な人が「タクシーか?」と言って手を上げて止めてくれました。運転手が「帰りの迎えも込みで16ドルでどうか?」と言って来たのでお願いしました。夜11時に迎えに来るとの事。

PM8時少し前にシュハスカリアに着くと入り口にはビシッとスーツで決めた男の人が2人。タクシーの運転手が何か話しかけていました。帰りのこと?予約無しでしたが、さっと案内してくれました。席はセンターから少し離れていましたが、まあまあステージも見える席です。後で「もっとよく見える席に変わりますか」と聞いてくれましたが。

料理はバイキングで、切り分けてくれる牛・豚・鶏のシュハスコ(肉の塊に塩コショウをして炙り焼きしたもの)やスペアリブがとても美味しいです。お寿司もありましたが美味しくありません。フルーツやアイスは美味しかったです。他にもスパゲティーやカレーらしきもの、炒め物やブラジル名物フェイジョアーダ、サラダなどいろいろありました。

PM8時45分からショーが始まりました。司会者がお客さんにどこから来たか聞いていて、アルゼンチン、ウルグアイのお客さんが多く、イタリア、ブラジルなどから来ていました。日本の年配のグループもいました。南米の国々の音楽、踊り、パフォーマンスなどのショーが次々と繰り広げられ、どれもすばらしいです。お客さんもノリがよく、ステージの下で一緒に踊っていました。ペルーやボリビア、アルゼンチン(タンゴ)、最後はブラジルです。リオのカーニバルで盛り上がり「ブラジル」を歌い、お客さんも出演者もジュースで乾杯をして締めくくりました。料金は161.5レアル。カード払いできました。
 終了後、出口で華やかな衣装の出演者が見送りをしていました。外は大雨になり、大型バスが何台も来ていて乗り込むのに苦労していました。迎えのタクシーは大型バスの横付けでレストランのそばまで来れませんでしたが、運転手さんは傘を持って中まで迎えに来てくれました。


5月18日(火)

今日はイグアスの滝のアルゼンチン側を観光します。朝食後8時半にガイドのミノルさんに迎えに来て貰ってホテルを出発しました。イグアスの水量について教えてもらいました。今までの最高は1秒間に4万㎥、最低は75㎥、2006年に岩だけの滝になってリピーターが珍しがって来たそうです。昨日は1700㎥あったそうです。イタイプーダムの放水は1800㎥との事でした。
 ブラジルとアルゼンチンの国境に向かいました。ブラジル側では車に乗ったまま出国手続きし、国境の橋を渡りました。橋の欄干に色が塗られていて、ブラジル側は黄色と緑、アルゼンチン側は水色と白で国旗の色になっています。アルゼンチン側の国境では私たちは車の中で待ってみのるさんが降りて手続きしてくれました。
 公園を回るスケジュールは、まず、①トラックに乗って森を走り、船着場からボートに乗って滝に突っ込みます。その後遊歩道を登り、②園内の電車の中間駅からのびる遊歩道でいくつもの滝を上から見ます。食事の後、中間駅から電車に乗って、終点まで行って③遊歩道を歩き、ハイライトの悪魔ののど笛を見学し、電車で公園の入り口の駅まで戻ります。


公園内トロッコ

トラック乗車

みのるさんは、年配のグループにはまず③のコースを進め、体力があったら他のコースにも行って貰う様にしているとの事でした。先にハイライトの悪魔ののど笛を見てしまうとあとの滝が物足りなく感じるそうで、出来たら①~③の順に見る方が良いそうです。①は2㌔、②は1.3㌔、③は2.2㌔歩くそうです。
アルゼンチン側のボートツアーは90ドル。ブラジル側より少し安いです。
国立公園に入ってまずは①のコース。左手のトラックの乗り場に行き、荷台に席がある感じのトラックに乗り、森を進みました。
国立公園のガイドさんが説明してくれますが、スペイン語と英語なのでよくわかりません。
寒くなってきて途中で合羽を出して着ました。途中、椰子の木?の所で止まって説明してくれます。椰子の芽は筍みたいに美味しいそうで、園内では少量しか採れないとの事。貴重な物のようです。

更にしばらく森の中を行くとトラックの降り場に着き、階段を降りるとボート乗り場です。結構地の厚い大きい緑の袋とライフジャケットを一つずつ貰いました。ライフジャケットを付け、袋に衣類や濡れると困るものを入れ、口を3回折り曲げて口の両側に付いているバックルをカチッと止めます。コレなら中のものは濡れません。スニーカーの人は靴も入れました。乗り込むとすぐに上流に向かって出発です。
ボートは結構早いです。川の分岐点に着くと、ここから乗り込む人を乗せて再出発しました。まず上流に向かって右の滝の近くまで行き、突っ込みます。突っ込む前に一人ひとりにカメラなど仕舞う様に言ってくれました。防水カメラのオプティオを持っていったので水を被っても大丈夫です。結構濡れました。下から見る滝は迫力がありました。次に左(悪魔ののど笛の下流)に行きました。いったん川の合流点に戻り、前のボートが滝に突っ込むのを見てから、スピードを上げて滝に突っ込んでいきました。2回繰り返します。普通に目は開けていられません。ゴーグルを持って行ったので付けると見えます。シャワーと言うよりバケツの水を被ったと言う感じです。行った事のある人のブログなど見て水着にTシャツ、サンダルと言う格好で行きましたが、普通の格好に長い合羽を着てフードを被り襟元をしっかり押さえたらあまり濡れずに済むかも知れません。


イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

スピードボート乗り場

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

イグアス滝

 岸に上がって着替え(着替える所はないのでみんなその辺で着替えます)借りた袋を返して左手の遊歩道を登りました。階段を上るとミノルさんが待っていてくれました。11:15の待ち合わせには少し遅れました。
 すぐ近くに結構幅が広く水量の多い滝があって、そばまで行けるのですが合羽を着ないとずぶ濡れです。濁流という感じです。さらに遊歩道を進むと今度は滝を上から見る遊歩道が続いています。右側(滝の上流)は穏やかな流れの川なのに左側は一気に流れ落ちる滝がいくつも並んでいました。遊歩道の終点付近の滝が一番迫力がありました。滝のしぶきも凄いのでそのあたりの木に着生植物が茂っていました。ランやプルメリアなど生えていました。

また来た道を戻り、中間駅近くのお店で昼食にしました。店の前にイチジクの木がありも実なっていましたが、食べられないと実との事です。売店(デリ?)で、カツサンド(味はいまひとつ)、サモサの様な餃子みたいな形のもの(結構美味しい)とホットコーヒー(ミルクコーヒーとブラックコーヒー)をとりました。
 店を出ると綺麗な色の鳥がいました。トゥカンもいたらしいですが見られませんでした。中間駅から電車に乗りました。屋根付き窓無しの可愛い緑色の電車です。前の席に、バイオリン、太鼓、ギターを持ったお客さんが乗っていて、「レットイットビー」など演奏するのでちょうどいいBGMでした。音楽を聴きながらのどかに電車は森の中を進み、終点の駅に到着しました。
 ここから遊歩道を歩きます。滝の上流に架かった金属の橋を悪魔ののど笛まで歩いて行きました。片道20分ほどです。お天気が良いとワニが日向ぼっこしている事もあるそうですが、今日は曇っているし水位も高いので居ません。悪魔ののど笛のすこし手前の島の木に百舌位の大きさの黄色と黒の鳥がたくさんいました。人懐っこくてすぐそばで見れました。
悪魔ののど笛が近づいてくると結構手前から大雨みたいにしぶきがかかります。合羽を着ていても濡れるしぶきの中、展望台に行きましたが、嵐の中にいるみたいで目も開けられません。とにかく大迫力です。滝つぼに大量の水が吸い込まれ、ものすごい水煙が立っていました。オプティオを持ってきたのに中間の遊歩道で撮り切ってしまい、SDの残量がないので、ルミックスにビニールをかけて写真を撮りました。まともに写ったかどうか・・・。とにかく凄い水煙でずぶぬれになってゆっくり見られないので早々に引き上げました。


悪魔の喉笛

悪魔の喉笛

悪魔の喉笛

帰りの遊歩道でボリビアの人達が写真を撮ってと言われたのをきっかけに話をしました。ボリビアに来たら案内してあげるよと言ったりして明るい人たちでした。

駅に着くと少し出発まで時間がありました。普通なら悪魔ののど笛でゆっくり見学すると丁度いい時間なのですが、早めに引き上げたので少し待ちました。売店があってコーヒーなど飲めるようです。
電車が来て乗り込みます。朝は混んでいるようですが、もう午後も遅い時間なので空いています。中間駅ではのんびり片手にコーヒーを持って乗り込んで来るお客さんもいました。
公園のゲート側の駅に到着し、ゲートに向かいました。ゲートの売店にはマテ茶の専門店があり、いろいろなマテ茶やマテ茶を入れる茶器がありました。店の外にはすぐ飲めるように、お湯の出るタンク?もありました。
 また、ミノルさんの車に乗り国境へ。PM4:14、ホテルに到着。ここでミノルさんとお別れです。2日間、ありがとうございました。

お土産を買いに一昨日行ったショッピングセンターに行きました。コーヒーやチョコなどたくさん買い込み、カードで支払いをしました。大きな袋が無いようで、同じサイズの小さめの袋をいくつも使って詰めてくれました。
 出口にいたタクシーに乗ってホテルに帰り、晩ご飯はスーパーで買ったハムやチーズ、プリン、ビールなどで済ませました。

5月19日(水)

6時に起床、朝食をとって8時にホテルを出発し、バスターミナルからバスに乗ってバードパークに向かいました。ヘリポートの向かいにあるので一昨日と同じバスです。
 朝8:10バスに乗りました。バードパークの職員さんも乗っています。職員の綺麗なお姉さんにバードパークの開園時間やバスの所要時間を聞くとメモ帳をとって書いて教えてくれました。
 バス停の目の前がバードパークで、降りるとさっきのお姉さんが入り口を教えてくれました。向かって左側です。1人11ドル?ぐらいでした(USドルで支払いました)。
 広い森の中に所々ゲージがあるという感じです。トゥカンやインコ、フラミンゴ、ハチドリ他いろいろな鳥がいました。トゥカンのゲージではトゥカンがとても人懐っこくて、遊歩道の手摺に飛んできてビデオバックの留具を突いていました。インコのゲージに入るとインコが傍によって来て地面を歩いたり、沢山のインコが一斉に右へ左へと飛んだりとても賑やかでした。赤や青や緑など色鮮やかでした。ハチドリのゲージでは1匹しか見られませんでしたが、ゲージを出てすぐに森の中で青い綺麗なハチドリを見られました。こちらの自然のハチドリのほうが綺麗でした。
 駆け足でひと通り見て出口近くに行くと職員のお兄さんが、私の肩に大人しいインコを乗せてくれたので写真を撮りました。記念撮影用に常時居るようです。売店が出口に繋がっていて中に入ると今朝バスで一緒になったお姉さん達がいて「チャオ!!」と手を振ってくれました。出口を間違ってウロウロしていると追いかけてきて出口を教えてくれました。
 10時にバードパークを出てバス停に行きました。バスは10:11に来ました。町のバスターミナルに10:50到着しました。

 ホテルを11:15にチェックアウト。宿泊費の税金と、1日目の夕食、無線ランの3日分の使用料を支払いしました(87.75レアル)。ホテルの前に居たタクシーで空港に向かいました。11:35分、空港到着(チップ込みで27ドル)。
 空港のターミナルに入り、預け荷物の検査を受け、カウンターに行きました。パスポートとアメリカのエスタのチェックを受けました。エスタはプリントアウトして持って来ていたのでスムーズに手続きできました。スーツケースはニューヨークまでスルーとの事です。黄色いレシートの様に薄っぺらな搭乗券を2枚発券(1枚はサンパウロまで、もう1枚はサンパウロ→N.Y)されました。手荷物検査を受けゲートに行きました。小さなお土産店が何件かと、高級そうなジュエリーショップ、フードコーナーなどありました。ブラジルは宝石の産地で、トパーズ・インペリアルとパライバ・トルマリンという石はブラジルでしか採れないとの事(ミノルさんに聞きました)だったので、母に何か買っていこうと思い宝石店を見てみました。いろいろ出してもらって鏡で見たりしましたが、肌の色に合うのがアメジストだったのでペンダントトップを買いました。95ドル(161レアル)でカード払いしました。台座はシルバーとの事。チェーンもシルバーだったのでせめてチェーンは錆びにくい方が良いかと思い日本で買う事にしました。

12:35(JJ3558便TAM航空)搭乗開始。出発は12:58でした。途中、ハムとチーズのサンドイッチと飲み物が出ました。飲み物はマンゴージュースにしました。とても濃厚で美味しかったです。コーヒーはシュガー入りか聞かれて、ブラックでと言うと厨房に行って取って来てくれました。小さいカップで出てきました。濃いけどいい香りで美味しかったです。
 PM2:30サンパウロに到着。タラップで降り、バスでターミナルに行きました。15分くらい予定より早くつきました。空港内で両替をしようと銀行に行くと25ドル分で手数料が5ドルとの事!高すぎるので止めてATMでキャッシング(20レアル:VISA)しました。
 市内へのバスターミナルのチケット売り場に行き、VISAカードで切符を買いました。1人片道31レアル(約1600円)です。ターミナル2のバス乗り場からで指定席です。結構いい感じのバスです。PM3:10発で、終点のヘプブリカまで行きます。


サンパウロ空港

サンパウロ駅

サンパウロ地下鉄

地下鉄駅

地下鉄ヘプブリカ

ヘプブリカ・バスT

ヘプブリカ・バスT

公園前終点で降りて、交差点を右に行きすぐのところに地下鉄3号線のヘプブリカ駅の入り口がありました。入り口を下りて地下1階へ。メトロの切符を買い、改札を通ります。切符は入れるだけで出てこないので取りません。さらに地下4階ぐらいまで降りて地下鉄に乗りました。セー駅で1号線に乗り換え、リベルタージ駅で降りて地上に上がると、すぐ左手に「ツニブラトラベル」がありました。今回現地ツアーにとも考えていた会社です。

道路を渡ってすぐこの界隈が東洋人街です。右手に東洋人街のメイン道路が伸びています。気づかずに一本下がったとおりに行ってしまい、坂がきついし荷物も持っていたので戻るのがちょっとしんどかったです。通りには提灯が飾られ、日本風の店がいろいろあって面白いです。大きい鳥居がある橋は大阪橋といいます。目当てにして行ったラーメン「あすか」は営業時間外だった様で閉まっていました。曹洞宗のお寺もありました。結局一駅分歩いてとなりの駅からまた地下鉄に乗り、セー駅で乗り換えてヘプブリカ駅に戻りました。


東洋人街・大阪橋

東洋人街

東洋人街


 地下鉄から出て上がった所にあるお店で、ブラジル名物らしいコシーニャを食べました。中身はひき肉のものとウインナー、たまご、ハムのものがありました。どれも結構美味しかったです。パインジュースとクランベリージュースも飲みました。ここもVISAが使えました。

バスのチケットオフィスに戻り、空港への切符を買いました。次のバスは17:40。少し時間があったので隣のお店でお土産用にタバコを買ってきました。いかにも健康に悪いというか危険という感じのイラストが書いてありました。帰りはバスに4人しか乗っていませんでした。シートがフカフカで乗り心地が良く疲れた体に嬉しかったです。

サンパウロ空港の第2ターミナルのDの手荷物検査の入り口に行くと、黄色いペラペラのレシートの券でなくボーディングパスに換えて来てと言われました。カウンターの手前で係の人が声を掛けてくれて、列に並ばすに端のカウンターで手続きするように言ってくれました。
 カウンターに行く前に荷物の中身について質問され、言葉が分からずモタモタしていると、日系人の係を呼んでくれて、誰かに何か預かっていなかったか、荷物から目を離した時間はなかったかなど聞かれました。麻薬密輸防止のための様です。アメリカなどでも聞かれたことがある質問です。荷物にタグを付けてもらい、パスポートとエスタ(アメリカへ向かうため)を確認をされました。そのあとカウンターに行きすぐに発券手続きして貰いました。
 今度はちゃんとしたボーディングパスを持ってターミナルDの手荷物検査へ。ゲート18から出発です。カメラの充電が無かったので、ゲートの柱のコンセントから充電させてもらいました。みんなパソコンの電源を取ったりしているので勝手に充電してもいい感じです。アメリカの空港もそうでした。充電してSDカードの写真をパソコンに移しました。

(ニューヨークへ)