15:30ヨハネスブルクに到着、乗継のゲートに行くと1730SA359便は遅延との事。待っていると同じ飛行機を待っている日本人に会いました。ジンバブエでは大手旅行社が規制をしたせいか全く日本人に会いませんでした。
 川崎と横浜からの女性
2人で、85日に日本を出発して、クルーガー国立公園からケープタウンに向かうそうです。
2時間20分遅れの搭乗、
19:50フライト。食事はビーフかチキンで、見た目はパッとしませんが、味は結構良いです。

21:50ケープタウンに到着。ハーツレンタカーは一番奥で結構遠かったです。手続きをして地図を貰い22:25出発。車はホンダのジャズで結構パワーがあります。ハイウェイのN2を走り、2245N2の終点のすぐそばのサザンサン・ウォーター・フロントホテルに到着。近代的で立派なホテルです。
 部屋は広く照明もおしゃれでインターネットの無線ランが使えるようです。コーヒーセットもいろいろあって充実していました。冷蔵庫はありません。セーフティーボックス、デジタルの目覚まし時計、ティッシュペーパーはあります。バスルームと別にシャワールームがあるのは嬉しいです。引き出しなど収納は少なめでした。


89日(土)

6時起床、7時に朝食を食べに行きました。コンチネンタルブレックファストとイングリッシュブレックファストのどちらか選べ、イングリッシュブレックファストにしました(席が違います)。とにかくいろいろあって今まででも一番に近い朝食だと思います。菓子パン7種類、ドリンク、シリアル、ヨーグルト、フルーツなどもいろいろあり、チーズ、ハム、ベーコン、ソーセージ各2種、スモークサーモン、ポテト、煮豆、温トマト、フレンチトースト、マッシュルームなどもあります。クロワッサンは目の前で焼いていました。オムレツは6種類の具から好きなものを選んで器に入れて渡すと焼いてくれます。唐辛子は辛いので入れすぎないように注意!目玉焼きも焼いてくれます。

8時にチェックアウト。ポーターが駐車場まで荷物を運んでくれました。815出発。M6号線を走っていくといい天気で、右手にライオンズヘッド、左手にテーブルマウンテンがくっきり見えます。

10分ほどでテーブルマウンテンの乗り場に到着しました。駐車場が少なく、早めに来て良かったと思いました。チケット売り場に並び8:30チケットを買いました。往復大人1130ランドです。ここでも日本人に会いました。白人で日本語の流暢なガイドさんと一緒でした。横でちょっと説明を聞かせてもらったり話をしたりしました。4年前に150年ぶりの山火事が起こったとの事。でも火事が起きないと生えてこない植物もあり絶滅したと思われていた植物が生えてきたという事です。
 ロープウェイは結構大きく
340人くらい乗れそうです。360度アクリルの窓で、床が回転して全方向見ることが出来ます。45分で山頂に着きました。天候の変化が激しくロープウェイが運行できない日も多いようです。

山頂は標高1087mもあり、結構寒くウインドブレーカーかパーカーが必要です。眺めは最高です!右手からデビルズピーク、ケープタウンのビル群とテーブル湾、ライオンズヘッドが見え、左手の海岸線には凄い波が押し寄せていて真っ白になっています。ギフトショップやセルフのレストランもありました。山頂は遊歩道が整備されていて歩きやすいです。岩と低い木々があり、立山の室堂に少し似ています。いろんな鳥が鳴いていて可愛い花も咲いていました。ハイキングコースも充実しているそうです。ギフトショップで絵葉書を買い、ロープウェイに乗って降ります。9:40車で出発、今度はケープ半島に向かいます。

M6を進み10:52海沿いに出ました。波が荒く迫力があります。チャップマンズ・ピークドライブの入り口まで行くと通行止めの看板が出ていて、軍隊らしき人に迂回路を教えてもらい引き返しました。M63でワインの産地のコンスタンティナを通りM41からM3に入り南下して、M3の終点で間違って右折して少し遠回りになったけれどM64を通り、チャップマンズピークドライブの終点をかすめてフィッシュホークでフォルス湾側の海岸に出ました。

海沿いに南下してサイモンズタウンに入り11時、ペンギンコロニーの駐車場に到着しました。駐車場は無料で係のおじさんが誘導してくれました。陽気なおじさんです。露天のみやげ物店があり、置物がたくさん並んでいます。キリン、象、カバ、ペンギン、器、ナイフとフォークなど種類が豊富です。
 ペンギンコロニーの入場料は大人25ランドです。砂地に丈の低い木々が生えていて、その間に木造の遊歩道が巡らしてありました。遊歩道のすぐ下にもペンギンがいます。背丈が30センチくらいの可愛いペンギンです。ヒョコヒョコ歩く姿がとても可愛らしいです。少し遠いですが海岸の岩場に100匹くらいの集団がいて、みんな海のほうを向いて佇んでいました。そのうち意を決したように先頭の一匹が海に飛び込むとみんな続いてどんどん飛び込んでいきました。でも後ろの半分くらいのペンギンは飛び込めないで引き返していました。先に飛び込んだペンギンも波に押し戻されて帰ってきて、ブルブルして水を切ってから岩場をピョンピョン飛び降りて帰って行きました。その仕草もとても可愛いです。

遊歩道の奥まで行くと広い砂浜になっていて沢山ペンギンがいました。ここには子どものペンギンが沢山いました。茶色い産毛がフサフサしています。穴を掘ってその窪みで寝ていました。少し戻ってさっきペンギンが海に飛び込んだ所をもう一度見るとまた
50匹くらい集まって海を見ていました。今度は飛び込んでそのまま沖にどんどん泳いでいきました。ジャンプするように泳ぎます。茂みの中にも沢山ペンギンがいてガーガー鳴いていました。結構うるさい声です。

ゲートを出て今度は道路を歩いて駐車場に戻りました。途中の民家には綺麗な花が沢山咲いていました。11:55出発。また海沿いに走り、ミラーズポイントにあるレストラン、ブラックマリーンに12時到着。ちょうどオープンです。誰もお客さんはいませんがテラス席は結構予約でいっぱいのようです。海沿いではありませんがテラス席にしました。レストランは海沿いにあるので景色もすばらしく、波の音が聞こえてとてもいい雰囲気です。海の色が真っ青で綺麗です。
 シーフードがお勧めも店なのでロブスターといろいろな海老、ムール貝などの盛り合わせを注文しました。大皿に山盛りの焼いた海老や貝が出てきました。ソースは3種類あって溶かしガーリックバターが美味しいです。贅沢なランチでした。チップを含め
480ランドです。食べ終わる頃、テーブルマウンテンで会った日本人の2人とガイドさんが来ました。先に喜望峰に行って来てこの後ボルダーズビーチに行くそうです。このお店のお勧めは伊勢海老だそうで、私たちの注文の内容を聞いて「それは正解!」と言ってくれました。

13:10ブラックマリーンを出発し、ケープポイントに向かいます。喜望峰自然保護区(テーブルマウンテンナチュラルパーク)のゲートで入場料一人55ランドを払います。途中、遠くて分りにくかったのですが、たぶんエランドがいました。ケープポイントの駐車場に着き、車を止めケーブルカー乗り場に行きました。アメージングレースの舞台になった所です。片道27ランド、往復36ランドです。みんな片道券を買って帰りは歩いて降りるようです。私たちも片道券にしてケーブルカーに乗りました。ケーブルカーを降り、階段を登って14時、灯台のある展望台につきました。正面のケープポイントを見下ろすと荒々しい太平洋とインド洋の波がぶつかり合って壮観です。右手には喜望峰が見えます。喜望峰の回りにも高い波が押し寄せていました。

下りは綺麗に整備された歩道を歩いて降り、車で喜望峰に向かいました。途中から海沿いの道になりますがここも荒々しい波が押し寄せています。喜望峰(ケープ オブ グッド ホープ)に到着。電波少年のチューヤンと伊藤がスタートした所です。ここから左手の高い岩場に登る人もいましたが、キツそうだし時間も無いので諦めました。
 戻る途中、ダチョウやバブーンの群れが道端にいました。

自然保護区を出て海沿いのM4を北上し、サイモンズタウン、フィッシュホーク、コークベイ、ミューゼンバーグを通過しR310に入り東に進みました。R310Baden Powell Driveといいう名前がついています。ここからずっと白い砂浜が続き、道路も砂浜の真ん中を通っているような感じで両側に白い砂丘が続いていました。カモメがたくさんいて、繁殖地かなと思いました。しばらく行くとカラーの花が道端に咲いていました。日本なら結婚式のブーケなどに使う高級な花という感覚ですが、ここでは自生しているようです。走るにつれてだんだん数が増え、何万と咲いているようです。

海岸線と別れて内陸に入りステレンボッシュに向かいました。途中、プレハブの小屋が固まって建っていて、黒人街のようです。何万戸と建っています。道の反対側には綺麗な住宅が建っていたりします。アパルトヘイトはなくなったとは言え、まだまだ差別はなくならないようです。ステレンボッシュの町をかすめ、N23に入り、今日泊まるB&BOns Genot Country Lodge16:48到着しました。

門が閉まっていましたが、インターフォンがあって、押して呼び出し、名前を言うと電動で開けてくれました。とてもおしゃれなB&Bです。部屋の鍵にホテルの入り口のゲートを開けるリモコンも付けてありました。細かいところに気配りしてあり、とても綺麗です。部屋は凄く広くて12畳くらいありました。キングサイズのベッドにクローゼット2つと収納もたっぷりです。テレビ、冷蔵庫(中にワインやビール、ウイスキー、ブドウジュース、水などの飲み物)、エアコンがありました。テーブルにもワインとグラスが置いてありました。壁に大きな傘が掛けてありました。バスとシャワーが別になっています。洗面台のカランもアメニティーも、バスルームの窓のカーテンもおしゃれです。バスローブもありました。
 テラスに芝生の庭があり、緑いっぱいでいろいろな鳥が鳴いていました。隣にテニスコートもありました。今日は私たち以外には5人家族の一組しかお客さんはいないようです。

フロントに行ってワイナリーのリストを貰い相談すると、明日は日曜日なので開いているワイナリーは少ないとの事。
夕食はホテルに隣接されたレストランで食べるつもりせしたが、閉まっていたので町へ夕食を食べに出かけました。まったく調べずに行ったので結局マクドナルドで食べました。チキンフィレオとチキンケイジャンのセットをとりました。ポテトが美味しいです。店内は何故かすべて白人でした。

810日(日)

 朝、庭を散策してみました。外はとても寒いです。今日も庭でいろいろな鳥の声がしました。遊歩道の向こう側にブドウ畑が広がっています。今は冬なので枯れ木ですが・・。敷地はとても広くプールもありました。レモンの木が有りたわわに実が生っていました。池には朝靄がかかり鴨やアヒルがいました。ホテルの横にもワイナリーがありましたが、日曜日なので閉まっていました。

朝食を食べに食堂に行きました。ロビーの暖炉には火が焚かれています。食堂の内装や飾りつけもおしゃれです。ビュッフェ形式で、パンが2種とカットして無い大きなフランスパン、いろんな種類のヨーグルトのカップ、カットフルーツ、シリアル、ハム2種、チーズなどありました。卵は焼いてくれました。何が良いですかと聞かれたのでスクランブルエッグと目玉焼きをお願いしました。ベーコンとトマトがついてきます。どれも美味しいです。

昨日貰ったワイナリーリストの中から2ヶ所薦めてもらい、規模が大きく空港へ行く途中に寄りやすいという事で、Zevenwachtというワイナリーに行くことにしました。チェックアウトして、8:24ホテルを出発しました。

道路標示の看板にワイン樽やベッドの絵が描いてあり分りやすいです。途中、もう一つの候補のHazendalと言うワイナリーの前も通りました。
 
Zevenwachtは敷地がとても広く、入り口のゲートからワイナリーの建物まで結構遠いです。9:48駐車場に到着。テイステイングは5種類のワインを飲んで22.5ランド(300円くらい)です。チーズ4種のパック大が16ランド、小が10ランドです。車を運転しないといけないので試飲は1人分だけと言うと、100%ピュアスパークリング・ホワイト・グレープジュースをサービスで出してくれました。テーブルに着いて試飲しました。席の後ろの窓からたくさん積み上げられたワイン樽が見えました。隣の大きいテーブルに外人さんの団体がいて、ワインの試飲ツアーのようでガイドさん?にいろいろ説明してもらい、試飲した後見学に行きました。

5種類のテイスティングはワインリストを貰って好きな5つを選びます。よく分らないのでお薦めは?と聞くとアドバイスしてくれました。ワインを一回飲むごとに水でグラスを洗ってバケツ?に捨てます。チーズは4種類、クラッカーに乗せてワインのツマミにします。どれも美味しいです。ワイングラスはお土産に持って帰れるそうで紙に包んでくれました。南アフリカ特産のピノタージュを買いました。ワイングラスが1個では寂しいので、もう1個買いたいと言うと、ブドウジュースを飲んでいたグラスを「ただで良いですよ」と包んでくれました。

Zevenwacht10:45出発、空港に向かいました。今日もとてもいい天気で正面にテーブルマウンテンを見ながら走りました。空港のそばのガソリンスタンドで給油し、レンタカーを返しました。

11:35ケープタウン空港到着、長い列に並んで12:25ようやくチェックインできました。手荷物も重そうなものは重さを量るようです。ワインが入っているため重かったので中身は何か聞かれました。ボーディングタイムは13:10です。南アフリカ航空国内線ではワインの機内持込ができましたが、後の国際線ではできませんでした。



南部アフリカTOP