サンペドロ・デ・アタカマ・・・レンタカー周遊
ミスカンティー湖
ミニケス湖
12月29日(土)
5時15分自宅出発。関空6時35分着。4階でトラベルパーキングの人に車を預けます。11,500円。エアチャイナ(中国国際航空)にチェックイン。フライトは10分早くなっていました。出国審査は顔認証システムに変わっていて、全員出来るので、登録制の指紋認証の時より時間がかかります。スタンプを欲しい人は右の係員のところへ。要らない人は左から出ます。
33番ゲートはウイングの右なのにいつものつもりで左に行ってしまい時間をロス。
シャトルで33番ゲート近くの駅へ行き、はじめてサクララウンジに入りました。空いています。
金目鯛の焼き物が美味しかったです。カレーやサラダ、煮物、パンなど色々ありました。しばらくすると混雑してきたので、早めに来て良かったです。
8時15分、ゲートへ。ちょっと古そうですがUSBとコンセントがありました。飲み物とスナックのサービス。トマトジュースは炭酸入りデ甘くて美味しいです。あとはシャンパン。スナックはナッツと豆とレーズンです。
北京との時差は1時間。
料理はお弁当か、洋食なのでお弁当にしました。メインはアンコウの唐揚げか牛肉。
お弁当は松花堂弁当のように少しずつ色々入っています。お節料理を意識してるのでしょうか、えびや昆布〆などあり美味しいです。和菓子も美味しいです。食べ終わったらメイン料理が出てきました。牛肉はやわらかくて美味しかったです。
20〜30分遅れて北京に到着。バスでターミナルへ行き国際線乗り継ぎへ。入国審査が自動化されていて外国人の私達も機械でします。
手荷物検査は結構厳しくて、WiFiのバッテリーを出し忘れていて時間がかかりました。
エアチャイナのラウンジへ。
WiFiは入り口の機械に搭乗券をかざすとパスワードのプリントが出てきます。
中華料理の食事も充実していて点心や炒飯その他おかず色々。麺を注文で作ってくれます。お茶コーナーがあり、鉄観音茶を入れてもらいました。とても美味しいです。
ラタム航空からオンラインチェックインのメールが来ていたのでやってみました。
ラウンジを出てゲートに向かいます。飲み物のサービスのソフトドリンクはリンゴとトマトと何かのミックス。オレンジジュースも美味しいです。担当のCAさんは名乗って挨拶をして、御用の際は私にと。とても丁寧で感じのいい人でした。
映画は日本のものは3本。大泉洋の「雨上がりのように」と原田泰造の「ミッドナイトバス」、橋爪功の「妻よ薔薇のように」だけでした。娘がタブレットに映画をダウンロードしてくれていたのでそちらを見ました。
食事は前菜のオードブルがエビとスモークチキン。サラダには伊勢海老。ソースはバルサミコ酢ともう一種類あってどちらも美味しいです。メインは牛肉か魚でこれもどちらも美味しかったです。デザートは5種類の果物、ココナッツのお菓子、チーズの盛り合わせ、アイスです。
CAさんが二人の写真を撮りましょうかと言ってくれました。その後、席を立っている間に主人に薔薇の花を渡していて、「奥さんにサプライズであげてください」との事。立派な生の薔薇です。飛行機の乗り継ぎに持って行けないのが残念です。薔薇を持ってCAさんと写真を撮りました。
映画を見ようとしたら音が出なくて、更に座席も動かなくなったのでCAさんに言うと席を移動させてくださいました。運良く横並び2席空いていました。飲み物とスナックはアップルパイとジャスミンティー、ウイスキーはグレンフィデック15年です。
夜中にもう一度食事です。野菜たっぷりのサラダにポークの燻製、フルーツ、パン、その後メインの中華はタラです。柔らかくて美味しいです。プアールティも美味しいです。
11時15分、ロサンゼルスに到着。入国審査は先ずエスタの機械で日本語を選択して操作。プリントが出てくるのでそれを持って入国審査の本番の列に並びます。列が長くて結局12時40分まで掛かりました。荷物をピックアップして一旦入国し、ラタム航空のカウンターへ。
2時間前より早かったのですが受付してもらい発券。出国審査、手荷物検査して、KAL(大韓航空)ラウンジへ。グローバルWiFiがうまく入らないので、ラウンジのWiFiで送受信しました。
とても広いです。お腹は空いていなかったので食事はしませんでしたが、サンドイッチなどあったようです。
15時15分発のラタム航空LA603はバス移動して搭乗。ほぼ満席です。定刻出発で到着予定も早くなっていて助かります。「動植物所持誓約書」を記入。チリは農産国だから持ち込みには厳重な警戒をしているようです。
到着前の食事は、片方はグリルドチキンリゾット、もう片方はスモークサーモンで野菜がたっぷり添えられていました。サーモンが特においしかったです。
映画はたくさんありますが流石に日本の映画はありません。
買っ持ってきたエアーのフットレストを使ってみましたが、いい感じです。
朝食はオムレツかサンドイッチ。フルーツかヨーグルトを選べます。どれも美味しかったです 。コーヒーも美味しかったです。
12月30日(日)
チリのサンチャゴに6時47分着。
たまたま入国審査の列の前後が日本人の男性で、日は1日ずれますが2人ともイースター島に行くとの事でした。一人は2泊3日、もう一人は3泊4日だそうです。入国審査を受け、バゲージクレームでスーツケースを受け取り、申告なしの緑レーンで中身のチェックなしですんなり出られました。チリはチェックが厳しいと思っていたのに意外でした。
国際線からの乗り継ぎは左の出口を出てすぐ左にあるエレベーターで3階に上がります。ラタム航空のカウンターで預け直し、国内線へ。
途中ATMがあったのですがスペイン語表示でわからなくて、次に来た女性に教えてもらって出金出来ました。20万ペソ+5千ペソ(手数料)=32,037円。スペイン人で日本には桜の時期に行ったことがあってとても綺麗でしたと言ってくれました。
国内線に行くと手荷物検査も空いていてすんなりゲートへ。9時15分発のLA146便に搭乗。一番前の席です。ハンドバックサイズの物も上に上げるように言われました。
食べ物や飲み物のサービスは有料でカード払いのみ。ハムとチーズのサンドイッチとりんごジュースとコーヒーを注文しました。8000ペソでした。
ほぼ定刻にカラマ到着。エコノレンタカーのカウンターへ。カーナビをリクエストしていましたがGPSの調子が悪いのでレンタルできないとの事。
自身のスマホにマップミーをダウンロードしてきているのでカーナビがなくても大丈夫です。
ヒュンダイで予約していましたが外の駐車場に行くとワーゲンのSUVで新しそうです。
まずはカラマの町の「TOTTUS」というスーパーに行き、水とワインとポテトチップスを買いました。結構大きくて品揃えのいいスーパーです。
23号線でサンペドロ・デ・アタカマに向かいます。制限速度は100km。右手に空港が見え、風力発電の塔が沢山立ち並んでいました。
ふと右手を見ると蜃気楼でしょうか。地平線の上に茶色の塊が浮かんでいてずっとついてきます。
街に近づくと月の谷があり、路肩に止めて降りてみました。赤茶色の渓谷が雄大です。更に進むと両側の岩が切り立っていて地層もゆがんでいて不思議です。
15時10分サンペドロ・デ・アタカマに到着。
日干しレンガ作りの壁の町です。ちょっと埃っぽいですが、南米に来た!という感じがします。
予約しているホテルは「Hostal Alto Yali」です。グーグルマップの位置から少しずれていたので迷いましたが無事到着!街の東側で中心から少し離れていますが、歩ける距離です。
呼び鈴が結構高いところにありました。オーナーのおじさんが出てきてくれてチェックイン。車の門も開けて入れてもらい敷地内に駐車しました。オーナーはスペイン語しか出来ませんが、スマホのグーグル翻訳を使いこなして音声入力で会話してくれます。2泊3日で18,519円です。カード払いできました。
気になっていたウユニ塩湖ツアーを予約した「プリスマ・アンディーノ」という会社について聞くと、良い会社ではないように言われました。ホテルが事前に勧めてくれたツアー会社のうち1社は予約がいっぱいでダメで、もう1社はメールの返信がなかったことを伝えると、プリスマ・アンディーノでも問題ないと言ってくれました。とりあえず街に出た時にオフィスを探してみます。
部屋は2階の真ん中。広くて、新しくきれいです。白とオレンジ色で統一してあります。大きな扇風機が置いてありました。シャワーはヘッドを外せるタイプで使いやすいです。お湯が出るまで2~3分待ってとのこと。レバーを右にすると温水、左にすると冷水で日本と逆です。シャンプーと石鹸、ドライヤーもありました。
街に出てウユニ行のツアーを予約した「プリスマ・アンディーノ」のオフィスを探しに行きました。住所のあるグスターボ通りに行ってみましたが、オフィスがありません。そこにあったレストランで聞くとインフォメーションの近くだというので行ってみますが見つかりません。さらに近くのお店で聞くとトコナオ通りだと言います。行ってみますが、「ソル・アンディーノ」という旅行社はありましたが、「プリスマ・アンディーノ」はありません。
諦めて月の谷に向かうことにしました。カラマ方向に進み、途中月の谷の表示があったのでそれに従って左折して行ってみると建物がありました。入場口のようです。しかしもうクローズの看板が…。ゲートは18時半で閉まっていました。日没よりずいぶん早いと思いましたが、駐車場から結構歩くとツアーに参加した人の記事にあったので、日没(午後8時44分)より2時間くらい早く行かないといけないのでしょう。
諦めて谷を北側から見る展望台へ。こちらの展望台もクローズです。仕方なく空港から来た時に写真を撮ったところの近くに路駐して歩いて谷に向かいました。
ちょうど日が沈む瞬間で、谷にはもう日が当たらず薄暗くなっていました。せめて最初からここに来ればよかったと後悔です。夕焼けもあまり赤くなくちょっと残念です。
疲れていたので夕食は町の北東にあるリカンカブル通りの駐車場の目の前の店に入りました。料理の写真があったのでそれを見て、牛ステーキに目玉焼きの乗ったものと、ポテトやソーセージ、牛肉、トマト、玉ねぎなどの盛り合わせに目玉焼きの乗ったものを注文しました。お肉が固くてナイフでもなかなか切れず苦戦しました。味はよかったのですが。
一旦ホテルに戻ってから星空を見に町の南の郊外に行ってみました。
車の通りも少ない所に駐車してライトを消すと天の川はありませんでしたが満天の星空を見ることができました。写真を撮ろうと頑張ってみましたが、なかなか難しいです。
ホテルの戻り、オーナーに明日早朝にタティオ温泉に行くと伝えると、起きて門を開けてくれるとのこと。朝食の代わりにお弁当を用意しようかと言ってくれましたが、ホテルの朝食が10時までなので、戻ってから頂くことにしました。シャワーを浴びて就寝。
12月31日(月)
真っ暗な中ホテルを出発。ツアーバスがお迎えに回っています。私たちと同じようにタティオに行くのでしょうか
B245号線を北上します。前後に車もなく暗い中走ります。徐々に標高が上がっていきますが、前日から高山病予防のダイアモックスを飲んでいるので安心です。日本で行きつけの病院で処方してもらいました。
途中、道がガタガタで走りにくい所も結構ありました。タティオ温泉の入り口に到着し、入場料を一人1万ペソ払いました。ゲートを入ると建物があってお手洗いもありました。その先にもゲートがありここで入場券を見せて車でさらに進みます。
途中で右に間違ってそれましたが、左の道に行った方がメインのエリアに行きます。ところどころ蒸気が上がっているのが見えました。
午前6時半、一番奥の駐車場に到着。20台ほど止まっていました。車を止めて歩きます。まだ薄暗いです。間欠泉が吹き上がっている所何か所もありました。
高いものでも1メートルくらいでしょうか。ただ間隔が短いので常に見られる感じです。
だんだん明るくなり、背後の山も綺麗です。ツアー車も増えて駐車場も満車になっていました。
7時15分、駐車場を出発。来るときは真っ暗な中走っていたので全く景色が見えませんでしたが、明るい中走ると周りの山々もとても綺麗です。
ガタガタの道も明るいと幾筋ものタイヤの跡が見えるので、そちらを走った方が楽でした。途中でかわいいキツネが道に出てきたり、グアナゴやウサギが道を横切って行ったりしました。
途中に小さな集落もあり、アルパカやグアナゴ、ロバなど放牧していました。湖には沢山のフラミンゴや水鳥がいて、サボテンもあちこちに生えていました。
道沿いの沢の緑も綺麗で温泉へのアクセス道路としてだけでなく十分楽しめるルートでした。
アタカマが近づいてくると月の谷も見えました。
午前9時過ぎにホテルに帰着。朝食を食べに食堂に行きました。
パン、ハム、チーズ、ヨーグルト、シリアル、ケーキ、フルーガットフルーツなどあり、お姉さんがリクエストを聞いて卵料理を作ってくれます。スクランブルエッグを頼みました。
美味しかったです。コーヒーや紅茶、コカ入りマテ茶などありました。棚にはホテルと同じ「yALI」というワインがありました。中庭にはオープンテラスがあってティールームになっていました。雰囲気がいいです。
今日もいい天気で2階の部屋の前からの景色が素晴らしくリカンカブル山も見えました。
車で街に出ます。前と同じ駐車場に車を止めてインフォメーションに行きました。
小さなオフィスで男性が一人で対応していました。ガソリンスタンドと両替商の場所を聞き、「プリスマ・アンディーノ」という会社があるか聞くと公認の旅行社一覧を見せてここにあるか見るようにとのこと。
探しましたが一覧にはありませんでした。不信感は募りますが、明日の朝迎えが来ることを祈って待つしかありません。
一覧を見ているうちに次々と人が来てとても忙しそうでした。
インフォメーションを出て駐車場に戻り、車に乗ってトコナオ通りのホテルの敷地内にあるガソリンスタンドへ。
一方通行があるのでインフォメーションでは地図に行き方も矢印で書いてくれました。町の南から回り込みます。車が敷地の外まで並んでいて時間が掛かりそう!と思いましたが、4カ所で給油していて結局20分くらいで給油出来ました。18,000ペソ、27.718リットルです。
12時45分、街はずれのコンビニみたいな店で水を買ってミスカンティ湖に向かって出発。
舗装道なので走りやすいです。片側1車線対面通行で制限速度100キロ!
海外では結構ありますが日本ではありえないです。右手には大きなアタカマ塩湖が見えます。本当に広いです。
12時54分トコナオ村を通過。
13時40分、ミスカンティ湖への看板があったので左折。
マップミーではもっと南下してから左折となっていました。後でわかりましたが実際にはそこに車道は無く、無視してよかったです。
しばらく進むとビクーニャの群れがいました。
13時50分 ミスカンティ湖のゲートに到着。いったん車を止めてオフィスに行って入場料を払います。ミスカンティ湖とミニケス湖共通で一人3,000ペソです。
ミスカンティ湖は背後に雪を抱いたなだらかな焦げ茶色の山々が連なっていて、青い湖のふちが白く縁どられていてとても綺麗です。石で作られた小さな建物があってお手洗いもあります。車で坂道を下りて路上駐車。石で遊歩道が作ってあって、湖岸近くまで行けます。
次に車でさらに進んでミニケス湖に向かいました。こちらも似た雰囲気ですがこじんまりしています。お手洗いもありました。
ここで行き止まりなので来た道を戻ります。14時半に出発。帰りもビクーニャの群れに会えました。
アタカマのホテルに戻り荷物を整頓して、レンタカーを街の駐車場に止めてカラコレス通りの先のトコナオ通りにある両替店に行き75,000チリペソを700ボリビアーノに両替しました。
レンタカーを返却しにカラマへ向かいます。
29日に行ったスーパーの横を通り、リベルタドール・ベルナルド・オヒギンズ通りにあるシェル石油で給油。14500ペソ、22.175ℓ。空港から一番近いと思われるスタンドです。
18時15分空港に到着しレンタカーを返却しました。
アタカマに戻るためのバスについて空港内のインフォメーションに行って聞くと、すぐ隣のカウンターに行くように言ってくれました。
隣で聞くと、ここでバスチケットを購入して向かいのTRANSVIPで待てばいいとの事。2人で24,000ペソ(4080円くらい)です。
待っていると飛行機の到着に合わせて迎えに来てくれ、駐車場へ。
8人乗りのバンで乗客は7人。満員になると出発するみたいです。
香港からの女性が、いろいろ話しかけてくれました。彼女はサンチャゴの公園でパスポートを盗まれたそうで領事館に手続きに行った帰りとの事。いろいろ大変そう。怖いですね。
19時12分出発。どこで降りたいか聞かれて、町に寄ろうと思ったので香港の人と同じバス停で降りると言ってしまいました。バス停が町の中心から離れている事に気がついて後悔。
テクテク歩きます。夕焼けがとても綺麗です。今日なら月の谷も綺麗だったことと思います。
街の中心の通りに行って夕食を食べようと思いますが、ポリビアーノに両替してしまって、現金があまりありません。
カード払いできる店を探しますが、大晦日のせいかどこも予約でいっぱいです。
疲れており、そんなにお腹も空いていないので、コンビニのような店で、残ったチリペソで買えるものを探しました。
ヨーグルトとジュースを買ってホテルに戻りました。
オーナーが朝食がわりにとシリアルのお菓子などとジュースを用意して部屋まで持ってきてくれました。
買ってきたヨーグルトを残っていたポテトチップスをスプーンがわりにして食べジュースを飲んで晩御飯にしました。
シャワーを浴びて荷造りをしていたら新年になりました。
地元の人でしょうか、近くの空き地で爆竹を鳴らしたり花火を上げたり、ガンガン音楽をかけて祝っています。